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「紅柊(R-15~大人向け)」
甲午・春夏の章

七福神巡りの土産物・其の貳~天保五年一月の初物(★)

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早春のひんやりした空気に包まれているにも拘わらず、二人の身体は燃え上がりそうなほど熱を帯びていた。晶の唇を強引に奪い、貪る幾田を受け入れながら、晶は幾田の逞しい背中に腕を回す。襖の向こうから登久の柔らかな寝息が聞こえる中、押し殺しながらも激しい接吻が続いた。互いに舌を絡めあうそれは、武士の夫婦のものというよりまるで不義密通の逢瀬をしている愛人同士のもののようだ。だが、二人は構うことなく激しい接吻に溺れてゆく。

「・・・・・お晶、そろそろ床に入るか。」

 どれくらい長い時間が過ぎただろうか。ようやく晶の唇を開放した幾田の言葉に晶は黙って頷いた。そして二人はすでに布団が敷いてある部屋に入り込み、転がり込むように幾田の布団に二人して潜り込んだ。

「今日は少々頑張らせてもらうぜ。『忙しいのは解るが、いい加減跡取りを作らねぇか、馬鹿野郎!』って前田のおっさんが煩くてよ。」

 幾田は上司である与力の前田の真似をして晶を笑わせる。そんな風に上司が心配するのも尤もで、二人の間に子供は登久一人しかいなかった。
 同心の中でも特に優秀で多忙を極めている幾田だからということもあるのだろう。夫婦仲は決して悪くないのだが―――――むしろ周囲が呆れるくらい未だに仲が良いのだが―――――登久以外の子供に恵まれず、今に至る。中には『頑張りすぎて子種が無くなっているんじゃないか』という質の悪い冗談をいう同僚もいるくらいだ。
 奉行所の仲間にせっつかれているというのもあったが、さらに幾田に焦りを抱かせたのは山田一門で幾田とも仲が良い後藤為右衛門の存在だった。彼も結婚以来なかなか子宝に恵まれなかったものの、ようやく妻が懐妊したと嬉しげに幾田に話しているのだ。

(なかなか子供が出来なかったあいつのところにだって子供が出来たんだ。うちだってもう一人や二人・・・・・。)

 三十代になったとはいえ、男としてまだまだ錆び付いていない筈だ―――――そんな思いが幾田のどこかにあるのだろう。そんな負けん気を隠しつつ晶を床に横たえると、その上にのしかかり幾田は再び晶の唇を吸い始めた。

―――――いつもより温かい。

 晶の胸許に手を差し入れた幾田はそう感じた。やはり七福神巡りで歩いてきたからだろうか。いつもはどちらかと言うとひんやりしている晶の乳房がほんのりと熱を帯び、幾田の手を温めてゆく。

「七福神のご利益かな?いつもよりだいぶ温かいじゃねぇか。」

 晶の乳房をすくい上げるように揉みしだきながら、幾田はもう片方の手で晶の扱き帯を緩め、解いた。そしてすかさず襟を広げ、晶の乳房を夜気に晒す。

「あ・・・・・っ!」

 幾田に声をかけようとした晶の言葉が快感に飲み込まれる。不意に幾田が晶の乳首を強く吸い上げたのだ。まるで赤子のようにひたむきに、だが赤子とは明らかに違う淫靡な舌や歯による悪戯に、晶は声を押し殺しながら身悶える。

「本当にお前は乳が弱いな・・・・・これくらいで身悶えていたらやってられないだろう。」

「もう!旦那様のしゃぶり方が助平だから・・・・・・はうんっ!」

 言い返そうとした晶の脇腹に、幾田の指がそろりと這う。ここも晶の弱い部分であった。晶は快感を含んだくすぐったさに身を捩り、幾田の手から逃れようとするが、そうすると今度は逆側の脇腹を責められる。ただでさえ七福神巡りで血行が良くなっている身体が、幾田の愛撫によってさらに火照りを増してゆく。

(だいぶ昂ぶってきたようだな・・・・・。)

 自分の腕の中で昂ぶり、声を押し殺している晶の様子を観察しながら幾田は晶の太腿に手を伸ばした。だが、肝心な部分にはまだ触れぬように注意する。

『どうやらとことんまで昂らせたほうが妊み易いようだ。』

 新年の酒席で、酔いが回った為右衛門が幾田に囁いた声が今でも耳にこびりついている。普段滅多に艶な話をしない為右衛門の口からそんな言葉が出た事自体驚いたが、それだけ効果があったのだろう。何せ結婚して六年目でようやく子供が出来たのだ。それに比べたら自分達は結婚してすぐ登久が生まれている分、為右衛門のところより子を成し易いはずだと思う。

(ならば、とことんまで焦らし、昂らせるか。)

 幾田は太腿の付け根まで指を滑らせながらそれより奥へは進まず、晶を焦らし始めた。そしてそれに気がついた晶が不満げに幾田を睨む。

「何だか不満そうだな、お晶。」

 幾田は晶の耳許に唇を近づけ、囁いた。いつもは素直に幾田の言うことを聞き、身を任せる晶の不満顔が新鮮だったこともある。だが、それは普段滅多に表に出さない晶の本音を知ることが出来る良い機会でもあるのだ。こんな機会を逃す手はない。

「一体どうして欲しいんだ?おめぇの口からはっきり言ってみろ。」

 幾田の何時にない甘く残酷な尋問に、晶は顔を真っ赤にし俯いてしまった。

「そんな事・・・・・言えません。」

 武士の妻である晶が良人にそんな恥ずかしい欲求をすることなど出来るはずもない。だが勿論、幾田はそれを織り込み済みである。

「だったら仕方ねぇな。『落としの幾田』の実力を、おめぇの身体で知ってもらおうか。」

 恥ずかしがる晶に対しにやりと笑うと、幾田は晶の扱き帯をするりと引き抜き素早く晶の両手を後ろ手に軽く縛り上げた。幾田の思わぬ行動に驚く晶だったが、勿論幾田は晶を傷つける気は毛頭ない。

「安心しろ、お晶。おめぇに髪一筋の傷さえ付けやしねぇよ。だが、早く本音を吐いちまわないと辛い目に遭うことになるかもしれねぇぜ。」

 そう言うと、幾田は晶を自分の膝の上に俯せにし、腰を高く掲げさせる。さらに腰に纏わりついている寝間着をめくり上げ、晶の張りのある尻を顕わにしたのだ。

「や、止めてくださいませ、旦那様・・・・・。」

 晶は小さな声で抗議し、幾田の膝の上から逃げようとするが、両腕に絡みついている扱き帯の端を幾田が押さえつけていて身動きが取れない。決して強く絡みついている訳ではないのに、解くことも腕を抜くことも出来ない。まさかこんなところで幾田の『同心』としての腕を知ることになるとは・・・・・今の今まで晶は思いもしなかった。

「止めて欲しけりゃどうすればいいのか・・・・・さっき言ったはずだろう、お晶。」

 逃げようと揺すられている尻は、むしろ幾田を誘っているようにも見える。幾田はむしゃぶりつきたい誘惑と闘いながら、閉じ合わさっている太腿の裏を触れるか触れないかの微妙な指さばきで撫で上げたのだ。

「あんっ。」

 幾田の指の繊細な愛撫に思わず大きな声が漏れてしまい、慌てて晶は幾田の膝に顔を埋める。それと同時に強く閉じ合わさっていた太腿が、まるで幾田の指を誘い込むように緩み出したのだ。それに素早く感づいた幾田はすかさず緩んだ太腿の間に手を差し込み、今度は内腿を撫で上げる。

「もう太腿の中くらいまで蜜が溢れ出しているじゃねぇか。さすが七福神様の土産物は美味そうだ。」

 幾田は触れては離れ、離れては触れと蛇の生殺しのような愛撫を続けていく。堪らないのは晶である。もっと触れてほしい、愛して欲しいのに、求めようとすれはすっと良人の手は離れていってしまうのだ。

「さぁ、お晶。どうしてもらいてぇんだ?これ以上は無理強いしねぇぜ。やめたけりゃ止めてもいいし・・・・・。」

 完全に晶の反応を面白がっている幾田は尻の膨らみを人差し指でつつっ、と撫でながら晶に尋ねる。

「ま、待ってくださいませ!」

 ここまで嬲られ、昂らせておいて放り出されては堪らない。晶は思わず声を上げて幾田に訴えた。

「だったらどうしたい?」

 太腿と尻の付け根をするり、と撫で上げながら幾田は意地悪く囁く。完全に堕ちるまであともう少し―――――幾田はさらに晶の尻をもうひと撫でした。

「旦那様の・・・・・お情けを下さいませ。」

 これ以上耐えられぬと小さく、震える声で晶は幾田に訴える。

「もっと・・・・・私めを可愛がってくださいませ、旦那様。」

 その声はすでに涙声であった。ちょっと虐めすぎたかと反省したが、これからその分を取り返せばいいと幾田は晶の耳朶を甘噛みしながら囁いた。

「よく言った。望み通りとことん可愛がってやるから安心しろ。」

 幾田は晶を俯せのまま自分の膝から布団に下ろすと素早く晶の背後に周り、腰を高く掲げたまま思いっきり脚を広げた。

「じゃあじっくりと七福神巡りの八番目、『観音様』を拝ませてもらうとするか。」

 幾田の目の前に晒された晶の秘所は、熟れた果肉のように紅く充血している。幾田を求めて蠢く秘孔は熱く蕩けた蜜に浸され、幾田の指が触れるとさらに新たな蜜が零れ落ちてゆく。幾田は節くれだった指を二本、捻りながら蜜壺へ差し入れ晶の膣壁を軽く引っ掻いた。たった二本の指だけの愛撫であるにも拘わらず、晶の全身は快感にびくびくと跳ね上がり、腰も自然に揺すられてゆく。

「あんっ、そこは・・・・・あうっ・・・・・んっ!」

 登久を起こしてはならないと顔を突っ伏し、声を押し殺すが、そうすると逆に尻が高く掲げられ、幾田の責を受け入れやすくなってしまう。それを良い事に幾田はさらに晶への愛撫を激しくした。ぐちゅぐちゅと激しい音を立てながら挿出される指は瞬く間にぐっしょりと濡れそぼり、幾田の手首まで蜜が滴り始める。それを見れば明らかに晶が高みに昇りつめていることが判るのに、幾田は責めの手を緩めようとはしなかった。

「どうした、お晶。これだけじゃあ物足りねぇか?だったらこっちはどうだ?」

 幾田は空いていた手の人差し指と親指で、膨らみきった花芽を摘む。そして蜜で濡れ、つるつると滑る花芽を軽く扱き上げたのだ。その瞬間、今までとはまた違った、痺れるような刺激が全身を駆け巡る。

「だ、だめぇ!それ、は・・・・・落ちちゃうっ!」

 あまりの快感に腰が砕け、崩れ落ちそうになった晶だったが、蜜壺に差し込まれていた二本の指と、花芽を摘んでいた手によって晶の腰は引き上げられてしまった。

「どこまで感じやすいんだ、お前は・・・・・一度気を遣っておかないと後が続きそうもねぇな。」

 幾田は悪戯っぽい笑みを浮かべながら一旦指を引きぬき、今度は人差し指、中指、薬指の三本を揃えて晶の蜜壺へ挿入する。

「はぁっ・・・・・あんっ。」

 さすがに剣術で鍛えあげられた幾田の指を三本も飲み込むのは辛いのか、晶が大きく息を吐く。だが、それも最初だけだということを幾田は知っていた。案の定三本の指の出し入れは徐々に滑らかになり、晶の声もすぐに甘く、艶っぽいものに変わっていく。

「結局これも飲み込んじまうんだな。ま、お登久を産んだことを考えたら俺の指なんざ貧相なごぼうみてぇなもんか。」

 幾田は指を蠢かしながら俯せている晶の耳許に再び口を近づける。

「今日はとことん乱れちまいな。そうすりゃ孕み易くなるらしい・・・・・跡取りを作るにゃお晶、おめぇが羽目を外しちまうことが重要なんだ。」

 幾田は囁きながら晶の耳に舌を差し入れ、舐りはじめた。

「あんっ、くすぐったいっ。」

 俯せたまま晶は身を捩り、幾田に甘える仕草をする。その余裕を見せ始めた晶の仕草に、幾田は頃合いを感じた。

「行くぜ、まずは小手調べだ。」

 幾田は三本の指を引き抜くと、素早く晶の腰を抱え込む。そしてそそり立った逸物を一気に晶の蜜壺へ一気に挿れたのだ。
 片手に晶の扱き帯を絡ませ、片手は晶の腰を抱えたその姿は、さながら馬上の武士としなやかな若い牝馬の如きである。さながら獣のような晶の体勢に幾田は興奮を覚え、激しく腰を打ち付ける。

「晶・・・・・絶対に跡取りを孕ませてやるからな!」

 幾田の言葉も翻弄される晶の耳には届かない。いつもより深く侵入してくる良人の逸物に翻弄され、ようやく落ち着くことが出来たのは、自らの火照った身体よりもなお熱い迸りが体の奥に放出された時だった。



UP DATE 2013.1.15

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七福神巡りのお土産は、どうやらほこほこした『観音様』だったようです(スミマセン、下ネタで^^;『観音様』の裏の意味をご存じない方はググってみてくださいね~v別に知らなくても生活はして行けますよ~・爆)

幾田が『夜のオツトメ』も頑張る理由、それは跡取りである男の子がまだいないためです。この時代にもなると養子なんて幾らでもクチがあるでしょうが、養子を取ると何だかんだと扶持が減らされてしまうのでできることなら男の子が欲しいというのが本音のようです。ま、どこの馬の骨ともわからん奴が可愛い娘の婿になるだけでもムカツクのに養子に入られたらさらにムカツク、といったほうが正しいのかも(^_^;)
仲の良い為右衛門のところにも子供が出来ておりますし、ここは自分も頑張らねばと奮起した次第ですv

次回更新は1/22、第二ラウンドにもつれ込むのか、健全路線で突き進むのか・・・・・多分このままで終わりそうもないので来週も★付き第二ラウンドになると思います(スミマセン、品性の欠片もなくて^^;)
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