FC2ブログ

「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の肆・浴衣

 ←拍手お返事&ハマスタに一番観客が入る日 →横浜恋釉~おんな陶工と黄昏時の朝顔
おぼえ書きも迷走しながら3回めを何とか迎えることが出来ましたvで、今回のお題は夏らしく『浴衣』と参ります。

元々この浴衣、その原型は平安時代まで遡ります。当時は略さずに『湯帷子(ゆかたびら)』と言い、内衣布で沐浴するための衣として使用されていました。
平安時代のやんごとなき方々は複数の人と入浴する際、肌を見せるのを潔しとしなかったらしい・・・・・・湯帷子は汗取りと裸を隠す目的で使用されたものと考えられているそうです。
なお、この時代は湯治(病気や怪我の療養)以外で湯船に浸かるという風習はありません。確か戦国時代あたりまでは日常で湯船に浸からなかったはず・・・・・友人が二次創作をやっている『犬夜叉』でもかごめがお風呂に入れず滝で身体を洗っていた、ってシーンがあった覚えがあります。湯船にお湯を張って浸かるなんて贅沢は江戸時代に入ってからです。(人力で井戸から水を汲み、薪で大量のお湯を沸かすって想像しただけでうんざりします^^;)
ちなみに平安時代はまだ木綿がありませんでしたので(木綿は江戸時代の新素材v)、素材は水に強く水切れの良い麻が使われていた可能性が大だとのこと。


ただ、湯船に浸かる習慣はなくても浴衣の使い方は時代とともに変わっていったそうです。現代のように湯上りに着て肌の水分を吸い取らせるという使用法になったのが安土桃山時代頃から。というか、幾ら肌を隠すためとはいえ、濡れた布を身体に纏わりつかせるのは高温多湿の日本の風土には合わないでしょう(-_-;)

身体を清潔にするためとはいえ不快を伴う使い方から快適な使い方へ・・・そうなれば人間、心地良い物に飛びつきます(爆)湯帷子もこのころから広く用いられるようになり、これが江戸時代に入って庶民の愛好する衣類の一種となったものが『ゆかた』となったんだそうです。ちなみに『ゆかた』は『ゆかたびら』の略、長いものを短く省略するのはいつの時代も同じです。


また、今でこそ多種多様な色柄がある浴衣ですが、私が子供の頃までは大人の浴衣=藍染オンリーでした。伊◯衛門のCMで2大女優が着ているような奴!あれこそ本来の浴衣の姿なのです。現代ではさすがに売れないでしょうから多くの色柄が出てきていますが・・・。ただでさえ安い生地で作られる浴衣です。今以上に染料が貴重だった時代、そう高価な染料を使うわけには行かなかったのでしょう。野良着にも使われる藍が限度だったと思われます。よく江戸時代の着物の色を表現するのに『四十八茶 百鼠』と言われますが、あれは少々お高めの染料を使う分、贅沢なのです(*^_^*)よく出来た時代劇なんかだと、裕福な町人や武士などはグレー系やブラウン系、または赤系統の着物なのですが、農民や下級武士などは藍を使った着物がほとんど。いかに藍染が手頃だったかよく解ります。

このごろ見なくなってしまった白と藍の古風な浴衣、どうせなら柄はお揃い、色だけ反対の対の浴衣をカップルで着てほしいものです(そんな小粋なカップルは未だ一度もお目にかかったことがない・・・)


次回おぼえ書きは8/6、浴衣に付き物の『柄』をお題にしたいと思っています(*^_^*)




にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
INランキング参加中v
ご協力の程、よろしくお願い致しますm(_ _)m
お気に召しましたら拍手代わりに是非ひとポチをv



こちらは画像表示型ランキングですv
関連記事
スポンサーサイト






 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ 3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ 3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ 3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ 3kaku_s_L.png VOCALOID小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 雑  記
総もくじ  3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ  3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ  3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ  3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ  3kaku_s_L.png VOCALOID小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 雑  記
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【拍手お返事&ハマスタに一番観客が入る日】へ  【横浜恋釉~おんな陶工と黄昏時の朝顔】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【拍手お返事&ハマスタに一番観客が入る日】へ
  • 【横浜恋釉~おんな陶工と黄昏時の朝顔】へ