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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の漆・呉服屋

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今回の覚え書きは江戸の服飾を司る内の一つ、『呉服屋』を取り上げたいと思います。

江戸の新物衣料店は絹物を扱う『呉服屋』と木綿や麻を取り扱う『太物屋』の2種類があり、それぞれ住み分けを行っていたようです。しかし時代が下り、武士や大店商人がケチり、庶民が力を付けてくるとそうも言っていられなくなる(笑)呉服店の中にも木綿織物を扱う店も出てきたようです。
そういえば新選組が浅葱のダンダラを注文したのも大文字屋呉服店(現在の大丸)・・・それなりに見えは張っていたんですねぇ(^_^;)

呉服屋と言ったら真っ先に名前が出てくるのが三井越後屋!当時『つけ』が当たり前だった支払い方法の慣例を破り『現金掛け値なし』にしたのは教科書に載るほど有名です。その分値引き交渉にはなかなか応じてもらえなかったという話も・・・それ位ぎりぎりの値段で売っていたのでしょう。
しかし越後屋の特筆するべき部分はこれだけじゃないv
井原西鶴『日本永代蔵』に紹介されているサービスには必要な分だけを切って売る『切り売り』、急ぎの仕立て注文に数十人の抱え職人が即座に対応するサービス、40人もの手代による商品別の分業制などが紹介されているそうです。元禄の文献はあまり読んでいないので『あ~そうなんだぁ』としか思えないところがちょっと情けないんですが、嬉遊笑覧や守貞漫稿だけで手一杯なんです・・・てか、それさえ解説書がなければ厳しい(-_-;)

閑話休題、さすがに越後屋だけがサービスに優れていたわけではありません。越後屋に対抗して尾張町の恵比寿屋vこのお店では商品を買うと『恵比寿銭』という、今で言うクーポンかポイント還元みたいなシステムがあったとか・・・。さらにどの呉服店でも店内上部に手代の名前を書いた紙を下げていたそうです。担当の手代が見つけやすいようにと・・・今なら顔写真付きの店員プロフィールとかそんな感じになるんでしょうかねぇ。確かに一人ひとり使えるお金も好みも違いますので、担当の手代がいると買い物も楽かもしれません。
その他店の名前が入った傘を無料で貸し出したりと、今も昔も商売は大変だったらしい・・・呉服店から発展した百貨店も今現在色々苦労しながら新しくなっていますが、江戸時代同様強くしぶとく生き残ってほしいものです。

次回のおぼえ書きは8/27、今度は庶民の味方・古着屋&木綿店(太物屋)をお送りしますv




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