FC2ブログ

「紅柊(R-15~大人向け)」
甲午・秋冬の章

磔刑に散る華・其の壹~天保五年九月の罪人(★)

 ←烏のおぼえ書き~其の玖・貸し褌 →烏のまかない処~其の百十五・ヘンケルスのティースプーン
 遠く川向うからだろうか、秋風に乗って祭り囃子が聞こえてくる。飢饉の中無事に実った僅かな実りを祝ぎ、来年の豊作を願うお囃子は悲壮感さえ滲ませているように五三郎には聞こえた。
 だが、未来を願うことが出来るだけまだましなのかもしれない。ここ千住、小塚原の刑場では来年への祈りさえ許されぬ者の処刑が――――――特に重罪の者に執行される磔刑が今まさに執行されようとしていた。
 何時にも増して見物人が押しかけている中、山田一門の門弟達も遠巻きに見つめている。磔刑を執行するのは被差別民である長吏達であり、奉行所の役人や山田一門の者達は手を下さない。

「しかし珍しいよな、おなごの磔刑なんて」

 強すぎる秋風に顔をしかめつつ、五三郎が芳太郎に囁く。磔柱には男女がそれぞれ一人づつ縛り付けられている。二人共若く、特に女の方は二十歳を少し出たくらいだろうか。

「仕方ないだろう、主以外の男と通じた挙句、男をけしかけて主殺しをさせたんだから。ある意味自分で手を下すより質が悪い」

 近くに立てられている捨札を読んでいた芳太郎が端正な顔に嫌悪を露わにして吐き捨てる。そう、磔柱の二人は密通及び主殺しの罪で今まさに処刑されようとしていたのだ。
 だが、実は話はそう単純なものでは無い。捨札には書かれていなかったが、磔柱の女はさらに神をも恐れぬ背徳に身を委ねていたのである。



 それは今を遡ること十日前の事である。

「・・・・・・承知いたしました。私は旦那様の妾でございますから」

 淫蕩な笑みを浮かべつつ、はなは二人の男の顔を――――――主人である戸田と、その念者という三井の顔を見比べた。

 はなが寄合・戸田平左衛門の妾になったのはほんの三ヶ月前である。既に隠居の身である戸田の相手をすると聞かされた時、男としては期待できないと半ば諦めていた。案の定、戸田の逸物はなかなか役に立たず、はなは『仕事をせずに給金がもらえる』と開き直る他無かった。
 だが、生来淫蕩な性質は抑えきれない、そもそも『安全に秘事が好きなだけ愉しめる』との理由で妾奉公を選んだはなである。良くて十日に一度、ここ一ヶ月はなかなかはなの許に通ってこない戸田に業を煮やし、つい半月前、戸田の中間である源蔵と通じ始めたばかりだった。ばれたらその時、と腹を括ったそんな矢先、戸田が一橋家の家士であるという三井長右衛門と共にはなの許にやって来たのである。

「実はこいつは若衆だった頃、俺の念者だった男でな」

 事情が解らず戸惑いを見せるはなに、戸田が事情を説明し始める。実は戸田は男色の好み、なかなか女色に食指が動かなかったというのだ。
 だが、跡継ぎもいないこの状況はさすがにまずいとはなを妾に雇ったのだが、歳の所為なのかはなを孕ませることができない。そこで最後の手段とばかりに念者――――――つまり男色の相手だった三井に助けを求めたというのである。

「お前なら子供がなせるかと思ったが、どうやら儂じゃ無理らしい。こいつの種でお前を孕ませるが・・・・・・構わぬか?」

 掠れる声で尋ねた戸田の問いかけに、はなは一も二もなく頷いた。三十を二つ、三つ超えたくらいだろうか、戸田の念者だったというだけに細身で、整った顔立ちをしている。正直はなが『つまみ食い』をした源蔵より遥かに美男で、女の扱いにも長けていそうだ。

「・・・・・・旦那様の仰せのままに、三井様に身を委ねたいと思います」

 物欲しげな表情を押し隠しつつ、はなはしおらしく戸田に答える。だが、そんなはなの嘘を見破るくらい戸田には朝飯前だった。

「しおらしさを装いつつ長の字を好色そうに見つめおって・・・・・・この淫乱が。お前が儂の使用人を咥えこんでいることなど当にお見通しだぞ」

 戸田は意地悪く囁きつつ、はなの背後に周って帯を解き、緋色の襦袢を露わにする。

「平左さんの我儘に付き合うのも大変でしょう、おはなさん。なぁに、手荒な真似はしませんから安心してください」

 三井は戸田が囁いているのとは反対側の耳朶に唇を寄せつつ、はなの懐に手を滑り込ませた。少し緩んだ襦袢の胸許に、三井の細い手はするりと滑りこみ、控えめな膨らみを撫で回す。

「乳の薄い女を妾にしたから長の字には物足りぬじゃろう」

 はなの襟元に戸田の手がかかったと思った瞬間、はなの襦袢が肩から滑り落ちた。そして脂ぎった手が背後から回され、はなの薄い乳房が下から掬い上げられる。すると押し上げられた乳房が三井の手に押し付けられた。

「いいえ、そうでもありませんよ。どうやら敏感な質なのでしょう。ほら、乳を嬲られただけでこんなに蕩けそうな顔をして・・・・・・かわいそうに、よっぽど平左さんに放って置かれたんでしょうね」

 三井は早々に凝ってきたはなの乳首を指で摘みつつ、はなの耳に舌をねじ込む。

「あんっ!そこぉ、いいのぉ!」

 その瞬間、ぞくぞくと悪寒にも似た快感が背筋を走り、はなは派手な嬌声を上げて身を捩った。その動きによってはなの着物の裾は大きく乱れ、白い太腿が露わになる。

「ほう、そんなに長の字の手が心地よいか。ならここを弄ばれたら堪らぬじゃろうなぁ」

 戸田はいやらしく笑いながらはなの乱れた裾を腰までまくり上げ、まるで童女が用を足すように背後から膝を抱えあげた。すると辛うじて隠れていた股が大きく開かれてしまい、しとどに濡れそぼったはなの秘所が二人の男の目に晒される。

「いやっ、旦那様!恥ずかしゅうございます・・・・・・」

 あまりにも卑猥な姿に、さすがにはなも羞恥を覚え脚を閉じようとしたが、戸田はそれを許さなかった。

「何が恥ずかしいものか。こんなに雌の匂いをプンプンさせおって。長の字、おはなの観音様を見てやってくれぬか?」

 戸田の言葉に三井は頷き、大きく広げられたはなの秘所に顔を近づける。

「これはこれは・・・・・・こんなに濡れやすい女も珍しいんじゃないですか?ちょっと乳房を嬲ってやっただけなのに、すでに尻の方まで蜜が滴っておりますよ」

 欲情に上ずった声ではなの恥ずかしい状況を口にしつつ、三井ははなの濡れそぼった割れ目を撫で上げた。

「ふあっ・・・・・・三井さまぁ、堪忍・・・・・・!」

 甘ったるい声を上げ、はなはさらなる快感を貪ろうと三井の指に自分の秘所を押し付けようとする。三井の指は非情にもはなの秘所から離れてしまった。

「こんなに淫蕩な妾にはお仕置きが必要なんじゃないですか、平左さん。ここまで濡れていれば『あっち』も仕込むことができますよ」

「ほう、そんなに濡れておるのか。どれどれ」

 三井の言葉に反応した戸田は、抱えていたはなの膝から手を抜くと、そのままはなを前に押し倒し、尻を高く掲げさせた四つん這いにさせる。

「なるほどな。確かにこれだったら後ろの穴も使えるか」

 まるで涎を垂れ流しそうな戸田の言葉に、はなは表情を強ばらせた。

「え・・・・・お、お待ちください!後ろの穴って・・・・・・!」

 好色ななはだったが、さすがに菊座の経験は無い。さすがにはなは慌てるが、男二人に押さえつけられてしまっては身動きすることさえできない。

「大丈夫。いきなり逸物を突っ込むなんて酷い真似はしませんよ。お稚児を仕込む道具があるので、それを使って徐々に慣らしていくんです」

 三井は怯えの表情を浮かべるはなの頬を撫でながら、幼子を宥めるように優しく囁いた。

「私も平左さんにそれで仕込まれましてね・・・・・・最初こそ気持ち悪いかもしれませんが、慣れれば得も言われぬ極楽が味わえますよ」

「ほ、本当でございますか?」

 得も言われぬ極楽、と聞き、はなの表情が途端に淫蕩な色を浮かべる。

「ええ、今からその準備を始めますから、楽にしていてください」

 三井が告げたその瞬間、はなは秘所に何か硬いものが当たるのを感じた。それは花弁から花芽、そして菊座とはなの敏感な場所を狙って擦り付けられてゆく。どうやら戸田がはなの秘所に何かを擦りつけているようである。

「だ、旦那様、一体何を・・・・・・はうっ、ん・・・・あうっ!」

 まるで疣の付いた煙管のようなその道具は、擦るだけではなを狂乱させてゆくらしい。はなは腰を左右に揺らしながら、さらに刺激を貪ろうとする。

「張型じゃよ、菊座のな・・・・・・よぉくお前の蜜で濡らしておかないと怪我をする。長の字、お前もおはなをかわいがってやれ。口も吸うてよいぞ」

 戸田ははなの意思など聞かずに三井にはなへの接吻を許可する。尤もはなの方が物欲しげに三井を見つめていたということもあるのだが・・・・・・。

「なら遠慮無く」

 三井は四つん這いになっているはなの顎をくいっ、と指で持ち上げると、そのまま唇を重ねた。軽くはなの下唇を舐りつつ、三井はちろちろと舌で愛撫する。
 決して強引ではない、むしろ物足りないくらいの愛撫なのにはなはますます昂ってゆく。そしてそれははなの主人でもある戸田にも言えた。
 敏感な部分を擦り、充分に湿らせた細い張型をはなの菊座に宛がうと、浅く出し入れを始める。それは菊座を初めて嬲られるはなにとっても無理のない程度の刺激だった。だが、さんざん弄ばれている若い身体にとってそれは拷問にも近い焦らしである。

「だ、旦那さまぁ・・・・・・もっと、奥まで、お情けをくださいませぇ」

 三井の接吻から一旦逃れると、はなは腰を艶かしく揺らしつつ戸田にせがむ。

「ほぉ、初めての張型でせがむとは。やはり淫乱だな、おはなは」

 戸田はニヤリと笑いつつ細い張型を一度奥まで突き入れる。だが、二、三度出し入れした後するりとそれを抜いてしまう。

「最初だから遠慮してやったが、これでは物足りなさそうだな。ではこれならどうだ?」

 すると間髪入れずに、さらに太い張型がはなの菊座をこじ開けたのである。

「おおうっ!」

 はなは大声を上げ、さらに尻を高く掲げた。溢れ出る蜜は内腿を濡らし膝にまで滴り落ちている。

「平左さん、そろそろ前に挿れてもいいですか?二本差しがどんなものか、おはなちゃんに味合わせるのも悪く無いでしょう」

 嬌声を上げ続け、淫猥に尻を振り続けるはなに耐えられなくなったのか、三井が戸田に尋ねつつ下帯から己の逸物を引っ張りだした。

「そうだな。そのうち儂の逸物をこっちに挿れることになるだろうが、今日は張型で勘弁してやろうか。長の字、ちょいと仰向けになっておくれ」

 戸田の指示で三井は仰向けに寝転がる。その逸物は天を仰ぎ、ぬらぬらと黒光りしていた。

「おはな。このまま長の字の逸物の上に腰を落とせ。今日は孕むまで貪らせてやるぞ」

 願ってもいない戸田のその言葉にはなは素直に頷く。そして三井の逸物に誘われるまま、はなはゆっくりと腰を落としていった。




UP DATE 2013.9.4

Back   Next


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
INランキング参加中。
お気に召しましたら拍手代わりに是非ひとポチをv


  
こちらは画像表示型ランキングです。押さなくてもランキングに反映されます。
(双方バナーのリンク先には素敵小説が多数ございます。お口直しに是非v)





8月に引き続き今回もエロネタです。しかもいきなり3P(^_^;)朝っぱらから申し訳ございませんm(_ _)m
細かいところはともかく、この磔刑は史実になります。戸田の妾だったはな(22歳)は戸田のほか、二人の男と関係を持っていていたとか・・・・・実はここにちらりと出てくる源蔵が戸田を殺し、三井に怪我を負わせたのですが、なぜ同時にこの二人に斬りかかることが出来たのか、そして何故一橋家の家臣である三井が戸田の家に居候していたのか『?』なところが多くて・・・なので私なりに妄想をふくらませ。現場をでっち上げることにしてしまいました(^_^;)
次回更新は9/11,勿論この続きになります♪(源蔵の刃傷シーンまでたどり着けるかびみょ~なところです^^;』
関連記事
スポンサーサイト




 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ 3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ 3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ 3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ 3kaku_s_L.png VOCALOID小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 雑  記
総もくじ  3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ  3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ  3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ  3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ  3kaku_s_L.png VOCALOID小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 雑  記
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【烏のおぼえ書き~其の玖・貸し褌】へ  【烏のまかない処~其の百十五・ヘンケルスのティースプーン】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【烏のおぼえ書き~其の玖・貸し褌】へ
  • 【烏のまかない処~其の百十五・ヘンケルスのティースプーン】へ