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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の十二・女髪結師

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今回のお題は『女髪結師』です。もしかしたら来年の拍手文の主役になるかもしれない職業ですので、ここで取り上げるのも悪く無いかな~と(*^_^*)

この職業が出来たのは江戸中期の宝暦年間(1751年~1763年)だそうです。そもそも江戸初期は下げ髪か簡単に束ねるかのどちらかなので、自分で結うことができていたんですよね。だけど時代が下るにつれてどんどん髪型が複雑になってくると自分で結うことが出来なくなってきます。まぁ普段は簡単な髪型でも良いかもしれませんが、ちょっとしたお出かけの時なんかは流行の髪型を綺麗に結っておしゃれをしたい!というのが女心♪そんな女性たちのニーズに応えるように女髪結という職業が登場しました。たぶん発祥は吉原あたりでしょうねぇ。

ちなみに女髪結は店は構えず、道具箱を持って得意先を回っていました。建前上女髪結は贅沢なサービス、女性がお金を払って髪を結わせること自体けしからん!という幕府の見解があったからでしょう。実際納戸も転業命令や禁止令が出ていますので、あまり派手に店を構えることができなかったのかもしれません。
(天保十二年、天保の改革では女髪結を営業しているものは百日の入牢、親や夫は罰金三千文か三十日の手鎖という罰があたえられたそうです)
そして営業形態も地味なら格好も地味、女髪結師の服装は黒襟に縞というものでした。これは現代のカリスマ美容師とはちょっと違いますよね。だけど江戸は地味好みだったからむしろこっちのほうが格好良かったんでしょうか?こればかりは当時の人の意見を聞いてみないことには判りません(^_^;)

なお代金は初期は三十二文(約800円)~五十文(約1250円)、一番高くなると百文(約2500円)にまで高騰したのですが、取り締まりが緩むとライバルが増え(江戸市中で1400人もの女髪結師がいたらしい^^;)十六文という価格破壊が起こったとか。今でも1000円カットとかありますものね。一つの職業が成熟してくるとリーズナブルなものから高級なものまで幅が出てくるのかもしれません。

次回のおぼえ書きは10/1、女性の髪繋がりで元結師を取り上げたいと思いますv

【参考・引用文献】

お江戸の職人(エリート)素朴な大疑問 (PHP文庫)



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