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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の十七・炬燵開き

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初旬まで半袖を着ていた今年の十月ですが、台風が過ぎ去った後から急に寒くなりましたよね(>_<)
現代の私達であれば寒くなればすぐに暖かい服を取り出し、暖房を付けることも出来ますが、江戸時代はそう簡単には行きません。何故なら炬燵を出す日が決まったいたんですよ。それが十月の亥の日、いわゆる『炬燵開き』の日でした。なのでこの日が来るまで炬燵を出したくても出せなかったんですよ・・・旧暦十月というと今で言う十一月半ばくらい、まぁぎりぎり我慢できるか出来ないか、という感じですが今年のように急に寒くなっちゃったりするとお年寄りなんかはかなり辛かったんじゃないでしょうか(´・ω・`)
またこの炬燵開き、身分によってちょっと日付が違うんですよね~。武家の場合は上亥の日、町人は二の亥の日に炬燵開きがあったとのことです。身分的な優位を示すという事もあったんでしょうが、町人、特に江戸っ子は『寒がり』を馬鹿にしていた風潮があるので『武士ほど軟弱じゃねぇ!』とばかりにあえて炬燵開きを遅らせたのかも・・・と邪推してしまいます(^_^;)
なお、炬燵には『掘り炬燵』と『櫓炬燵』の二種類があるのですが、現代でもある掘り炬燵はいざ知らず、櫓炬燵はちょっと聞いたことが無いかもしれません。これは火鉢などの周囲に小さい櫓(というか天板のないちゃぶ台みたいなもの)を置き、その上から炬燵布団をかけたものになります。それ以前は火鉢に直接布団を掛けていたようなのですが、間違いなく火が燃え移りそう(^_^;)きっとそんな悩みから櫓炬燵はできたんじゃないかと・・・さらに掘り炬燵ほど大掛かりではないため町家ではこちらのほうがよく使われていたようです。

余談ですが、武家では炬燵開きと同じ日に『玄猪の祝』というものを行っていました。『亥の子餅』を食して万病を払い、子孫繁栄を願うというお祝いなのですが、江戸城における『玄猪の祝』はかなり大規模なものだったようでお正月の参賀とほぼ同規模の登城があったとのことです。
また亥の子餅は『猪をイメージさせるもの』という以外特に決まった形式というものはなく、各大名で全く違ったものだったとか・・・現代でも時期になると販売されている亥の子餅、和菓子店のハシゴをして食べ比べてみるのも悪くありません♪(旧暦で作ってくれるところならまだ間に合うはず・・・もう終わっちゃったかな^^;)

次回おぼえ書きは『鞴祭』あたりを取り上げたいと思います。詳細は次回に書かせてもらいますが、江戸では子どもたちにみかんを配っていたとか・・・ハロウィンと言い、この時期のお祭りは子供に対しての大盤振る舞いが多いような気がします(収穫祭の意味もあるんでしょうかねぇ)



【参考・引用文献】
江戸年中行事図聚
江戸の歳事風俗誌 (講談社学術文庫)


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