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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の二十七・七草粥・七草爪

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松の内も終わり、今日は七草の日ですよね(*^_^*)既に朝食で七草粥を食べられた方も多いかもしれません。この七草、現代よりも自然に親しい昔の人も覚えにくかったのでしょうか。『芹なずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞ七草』なる狂歌があります。かく言う私も七草を並べられても全部名前を言えるかどうか・・・(^_^;)

また、ベースの七草の他に地方によってプラスαの食材が入っていた場合もあるそうです。嫁菜やタンポポが入っている地域があったり、京阪では蕪菜、江戸では小松菜が足されたとか・・・ていうか、江戸の小松菜は間違いなくお雑煮の残りでしょう(-_-;)
我が家では小松菜の代わりにお雑煮にほうれん草を入れますが、雑煮とは別個に茹で、その都度投入するので微妙に余るのですよ。それをラーメンに足したりうどんに入れたりそのままおひたしにしたりしちゃいますが、『七草に小松菜投入!』は絶対にそのクチに違いない(注・あくまでも私の偏見)

閑話休題。手に入れた七草ですが今とは違って調理をするにもちょっとした儀式がありました。
まずまな板になずな(というか七草のうちの一つ)を置き、その傍らに薪、包丁、火箸、擂粉木、杓子、銅杓子、菜箸等の『7つ道具』を揃えます。
そして歳徳神の方に向かって包丁を取ると、江戸では『唐土云々渡らぬさきに七草なずな』という言葉を繰り返し歌いながら残りの6つの道具を次から次へと取り替えて行ったそうです。正式には7度ずつ7つ、合わせて49回叩くのが正式とした教えもあったとか。
(と言うことは、きっと7つまとめてやっていた人も多かったんだろうなぁ。私だったら間違いなく七草まとめて微塵切り^^;)
これが京阪になると『唐土の鳥が日本の土地へ渡らぬさきになずな七草』と歌い、まな板を囃子拍子ではやし、『ほととと』と言ったとのこと。同じ七草でも地方色はかなり豊かみたいです。

地方色といえば忘れてはならないのが江戸の『七草爪』。拙作『葵と杏葉』の外伝でも扱ったことがある行事でもあります。
余った七草をお茶碗に入れて水に浸し、この水に指を付けて爪を切る習わしがあるのですが、これは江戸限定みたいですね。年末に爪を切って七日目、丁度爪を切りたくなる頃合いの風習ですが、ただの水で爪をふやかすよりは、若草の香りがする水を使ったほうが気分が良いですしね(*^_^*)
それにしてもこの『七草爪』を考えだしたのは誰だろうと毎年思ってしまいます。江戸限定のこの風習、きっと粋な大名か旗本、または豪商とか吉原の太夫あたりか・・・想像するとワクワクします(*^_^*)

次回おぼえ書きは1/14、七福神巡りか藪入りか・・・お正月は行事も多いので迷います♪



【参考・引用文献】
江戸年中行事図聚
江戸の歳事風俗誌 (講談社学術文庫)


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