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砂漠の星の物語 Page1

砂漠の星の物語~戦闘開始1

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宇宙用戦闘服に身を包んだバドゥルは先輩兵士達と共に軍艦・ドゥルガーに乗り込んでいた。未だ学生であり、マフディ付の従者として参加しているバドゥルは戦闘に参加する資格を持たなかったが、人質の四人の顔を知っているということで特別に許可されたのである。

防御シャッターをレイガンで破り、船内の扉を一つ一つ開けてゆく。

「ファラ!どこに居るんだ!アイーシャ、返事をしろ!」

バドゥルはラグナラ語で叫びながら4人を探すが、なかなか見つけることが出来ない。焦るバドゥルに先輩兵士の一人が声をかけた。

「人質は若い娘達なんだろ?だったら士官部屋の近く、ってことも考えられるな」

その一言によってバドゥルはある事実に気が付き愕然とする。それは事と次第によっては四人の娘達が敵の慰み者になる可能性があるということだ。

「先輩、士官部屋となるとやはりいちばん安全な艦内中央部ってことですよね?俺、そっちへ行ってみます。さすがに拉致されて数時間しか経過していないから何もされていないとは思いますが」

そうは言うもののバドゥルの顔は青ざめている。

確かに『慰み者』にされるほどの時間的余裕は無かった。だがケパロスの目的は彼女らの遺伝子情報なのだ。単純にゲノムを読み取るだけならともかく、さらなる精密な調査となれば四人が切り刻まれる事だってありうる。それだけは絶対に阻止しなければならない。

バドゥルは艦内中央に向かって走りだす。それを援護するように数人の兵士達がバドゥルに続いた。

(ファラ、頼むから生きていてくれ!そうしたら・・・)

ファラが無事だったら必ず己の気持ちを正直に伝えようと、バドゥルは心に決める。

(もう二度とその手を離したりしない!一緒に・・・アウラニイスに帰ろう!)

全ての柵を捨て去ってもなお求めてしまう婚約者に思いを馳せながら、バドゥルは次々に襲いかかってくる敵を倒し続けていった。



(2/3~2/9 twitterにて掲載)

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軍艦のコンピュータ制御をマザーコンピュータが行っている中、バドゥル達カーラ軍の兵士達は軍艦への侵入を果たしファラ達を探し始めました。本当は戦闘参加資格のないバドゥルですが、やはり一族の人間が人質であることから今回は特別に戦闘への参加も許可されました。あとそこそこ成績も良いのでそういったことも関係しているんじゃないかと思うのですが・・・。
わらわらと出てくる敵を倒しつつ、ファラの許へたどり着けるのか、明日からの連載をお楽しみくださいませ(*^_^*)
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