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砂漠の星の物語 Page2

砂漠の星の物語~いにしえの罪の伝達者1

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時空航路を通りぬけイスタシャ・リサリア空港にユウト達が到着したのは時間きっかり3427秒後だった。時間の狂いが無い時空航路は本当にありがたいが、問題はここからだ。多分問題ないだろうが、入国審査次第では6時間を超える可能性もあるのだ。

「サクラ、入国審査受付の状況は?」

だがサクラから返ってきたのは意外な言葉だった。

「マスター、今回は軍からの要請ということで入国審査は無しだそうです。このままアウラニイスに大至急向かってくれとアナウンスされました」

その言葉にユウトは目を丸くする。

「さすが国レベルの呼び出しになると違うんだな。普段の入国審査もこれくらい楽だったらいいのにさ」

「それは無理でしょう。何せウォルフは軍事プラントが多数あります。不審者を入国させるわけにはいかないでしょうから」

サクラの言葉にユウトは苦笑いを浮かべたまま頷いた。確かに惑星どころか小惑星帯に浮かんでいる宇宙工場まで機密ばかりのウォルフ太陽系だ。その気になればいくらでも売れる機密を見つけ出すことができるだろう。それだけ今回の呼び出しは特別なのだ。

「ま、俺達もある意味『機密』を抱えてこっちに来たようなもんだからな。それに何かとこっちに呼ばれていればいちいち真面目に入国審査をするのも馬鹿らしいし」

要は『安全パイ』だと認められているからこその許可なのだろう。ユウトは真顔になってサクラに声をかける。

「サクラ、俺の脳内にあるデータをお前にコピーするから、その情報を元に『ウツロブネ・プロジェクト』に関わるデータを向こうに到着する前に収集しておいてくれ。この時間帯だったら櫻のジンジャーもパプリカもお前に協力してくれるはずだ」

「イエス、マスター」

サクラが返事をした瞬間、ユウトが自分の片耳にイヤホン型の機器を取り付ける。そしてスイッチを入れた瞬間、サクラの眼球が銀色に光り、一人の人間が送り出すにはあまりにも大量のデータインストールが開始された。



(4/28~5/4 twitterにて掲載)

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サクラに対して自分の脳内から大量のデータを送り込むユウト・・・やはり彼は只者ではないようです。まぁ時空管理者を妻にしているくらいですからそれ相応の能力があるんでしょうけど。ただの粘着質のオッサンではないようです。
そしてユウト達の入国を驚くくらいあっさり受け入れたカーラ共和国。やはり一刻を争う懸案だと思っているのでしょうか?
明日から1週間の更新内でアウラニイスに多分到着できると思います・・・たぶん。
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