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砂漠の星の物語 Page2

砂漠の星の物語~いにしえの罪の伝達者2

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ユウトからサクラへインストールされたデータは論文にすれば10本ほどのものだったが、その一つ一つの量が膨大だった。それを受け取ったサクラはデータを即座に処理すると、外宇宙にいる櫻のHOPC・ジンジャーへアクセスを開始する。

「サクラ、宇宙船のコントロールは俺が受け持つ。お前はデータ収集に集中してくれ。多分お前が想像しているより厄介な検索になるはずだ」

ユウトの命令にサクラは従い、宇宙船のコントロール権をユウトに預ける。そして検索に集中し始めた。

だが、情報収集に特化したサクラでさえも検索には手こずり、思わずユウトに弱音を吐く。

「・・・結構厄介なプロジェクトだったんですね、『ウツロブネ』って。幾重にもセキュリティがかかっていてジンジャーでさえもなかなかアクセス出来ないようです」

「だろうな。何せ『禁じられた研究』、銀河連邦の黒歴史でも5本の指に入る大罪だ。そう簡単にアクセスできたらむしろソッチの方が問題だろう。ジンジャーにもアクセスを焦るな、と伝えておけ」

ユウトは慎重に宇宙船を操作しながらサクラを慰める。

「一応のタイムリミットは240時間、それでも足りないようだったら時間はもっとかかっても構わない。少なくともカーラ共和国側が納得出来るだけの資料やデータをすべて揃えないことには話しにならないだろう。かなり大変な仕事だが頼んだぞ」

「イエス、マスター」

サクラは頷くとそのまま本格的な検索作業に没頭し始めた。それを横目で見つつユウトは小さくひとりごちる。

「さて、手動での着陸許可はどうやって取るんだったっけ」

厄介な捜索をさせているだけに、宇宙船の運行でサクラを煩わせる訳にはいかない。となるとユウト自らが宇宙船を操縦し諸々の手続きを行わなければならないのだ。ユウトはデータの海から着陸許可のマニュアルを引っ張りだし、サクラの代わりに手続きを開始する。そしてその600秒後、ユウト達は無事アウラニイスの空港に着陸した。



(5/5~5/11 twitterにて掲載)

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ユウトのご先祖様が一枚噛んでいた、というよりメインで行っていた『ウツロブネ・プロジェクト』は本当に人類の黒歴史だったようです。情報処理特化されたHOPC・サクラと銀河連邦情報局メインコンピューターの端末でもあるジンジャーがタッグを組んでもなかなかアクセス出来ないとは・・・確かにどんな犯罪者であっても相手は人間、その生殖細胞を実験サンプルに、というのは倫理的に許されないものです。きっとこの時代、何らかの戦争とか政治的混乱が起こっていたのでしょう。でなければこういった『箍』が外れることはないはずです。
(ある意味『イカサマじゃねーか!』という論文がニュースを賑わせている世の中は平和だと^^;)

明日からの連載ではユウトが関係者と面会、『ウツロブネ・プロジェクト』の詳細を話せるのは25日にまとめる分からになりそうです・・・
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