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「紅柊(R-15~大人向け)」
乙未・秋冬の章

桑都の織姫・其の肆~天保六年七月の手仕事(★)

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 暦の上では秋になったとはいえ、七月の夜はまだまだ暑い。綸の白い肌に浮かぶ玉の汗に艶かしさを感じつつ、荘三郎はさり気なく自分の膝で綸の膝を割り脚を少し開かせた。
 さすがにこれには抵抗を見せるか――――――そう思っていた荘三郎だったが、意外なことに綸はすんなりと荘三郎の膝を受け入れる。
 荘三郎を受け入れ始めたとはいえ、先ほどの抵抗を考えたらもっと荘三郎を拒絶してもおかしくないのに、と荘三郎は訝しむ。だがよくよく観察してみると、その脚の開き方はごく僅か、荘三郎の膝が無理なく床に付く程度である。

(もしかしてこいつ、足を開かされる意味が解っていないんじゃ?)

 単に荘三郎が体制を整えるために綸の脚の間に膝を置いただけ、と思われているのかもしれない。春画さえろくに見たことが無いという綸ならば、大いに考えられる。

(まさかここまでねんねだったとはな)

 荘三郎は綸の肩に顔を埋めて苦笑いを押し殺す。そして綸に己の獣欲を気取られぬよう、少しずつ膝を奥へ、さらに奥へと少しずつ進めていく。それと同時に乳房への愛撫を本格的にし始めた。掬いあげるように弾力のある乳房を揉みしだきながら右の乳首を含み、軽く歯を立てる。さらに左の乳首を指で摘み、指の腹で捏ね上げた。
 先程より更に強く、執拗な刺激に綸の双の乳首は充血して凝り、雪のように白い乳房もほんのりと桜色に染まる。その桜色をさらに彩るように滲んだ汗は行灯の灯りを反射して煌めき、甘い香りで荘三郎の鼻腔をくすぐった。

「そ、そうざぶろう、さん・・・・・・」

 初めて経験する乳房への愛撫に、綸は上ずった声で荘三郎の名を呼ぶ。

「何だ、お綸?」

 優しく返事をしながらも、荘三郎の愛撫の手は止まることはない。そしていつの間にか荘三郎の膝は綸の太腿の真ん中まで進み、男の手がすんなりと滑り込める程度の隙間ができていた。
 そんな状態にまで体勢を整えられ、ようやく綸は荘三郎が『何か』をしようと目論んでいることに気が付く。

「ちょっと!な、何をしようとしているのよ?」

 さすがにこれはまずいのでは、と慌てて脚を閉じようとする綸だったが、荘三郎の膝が邪魔をし、脚を閉じることは不可能だった。そんな綸の動揺を楽しみつつ、荘三郎は左の乳首を摘んでいた手を離す。

「何をって、男と女がやることに決まっているだろう?っていうかこっちが本来の目的だって」

 その瞬間、荘三郎の手が綸の柔らかな内腿へと滑り込んだ。

「や、やだ!」

 さすがに脚をばたつかせ始めた綸だったが、荘三郎は自らの脚を上手く使ってそれを抑えこむ。

「やだじゃねぇよ。ここまで来たんだから諦めろ」

 口調こそ乱暴だが、その手は綸を傷つけないようそっと内腿を撫でてゆく。その気遣いを感じ綸は大人しくなったが、さすがに身体は強張らせたままだ。

「もう少し力を抜いたほうがいいぞ。でないとおめぇが痛い思いをする」

「え?痛い思いって?」

 今まで気恥ずかしさとくすぐったさ、それに伴う初々しい快感しか感じていなかった綸は怪訝そうに小首を傾げる。やはりこれからの事を理解していないのだ――――――挫けそうになる気持ちを奮い立たせ、荘三郎は丁寧に説明をする。

「そりゃあ男のモンを初めて受け入れるんだ。ただでさえ痛いって言うのに、身体を強張らせていたらますます痛くなるだろうよ。何ならちょっと触ってみるか?」

 荘三郎は一旦太腿への愛撫を止めると、その手で綸の手を引き己の逸物に触れさせた。その熱を帯びた固く強張った逸物に瞬間、綸はビクリ、と身体を震わせる。

「こ、こんなに・・・・・・大きいの?」

「人並み程度、ってところさ」

 照れ隠しにぶっきらぼうに言い捨てると、荘三郎は綸の手を開放し、再び綸の脚の間に手を滑り込ませる。

「だけど、初めてのおめぇにとっちゃ俺の貧相なモンでも辛いだろ?だから力を抜けって言ってるんんだ。ま、無理みたいだけどさ」

 そう言いながら荘三郎の指は綸の脚の一番奥にあるひこばえを掠めた。既に露をたっぷり含んで濡れているひこばえの表面をそっと撫でるだけで、綸は熱っぽい吐息を吐く。
 本当ならこのまま一気に突き進みたいところだが、綸をこれ以上怖がらせるのは得策ではない。じっくり、時間をかけること荘三郎は覚悟する。

「最初は変な感じがするだろうけど、そのうち慣れてくるから」

 綸を怯えさせぬよう可能な限りの優しい声で囁きながら、荘三郎は綸の花弁の縁をなぞり始めた。初めて経験する情交に興奮しているのか、ふるふると小刻みに震える花弁もぐっしょりと濡れている。そのぬるり、とした感触を確かめつつ、荘三郎は何度も指を往復させた。

「やっ・・・・・それ、やだっ」

 小さな声で綸が抵抗したため、荘三郎は一旦手を止める。だが綸の顔は興奮で紅潮し、欲望に潤んでいる。明らかに身体は荘三郎を欲して昂ぶっているのに、理性と羞恥がそれを邪魔しているようだ。

「やっぱり怖いか?そんなに怖いんならこれで止めておくけど?」

 最初だから仕方がないだろう―――――――そう思ってさり気なく尋ねた一言だったが、その言葉が綸の負けん気に火を付けたらしい。

「こ、怖くなんか無いってば!」

 声を震わせながら綸は反論する。明らかな強がりに荘三郎は一瞬目を丸くするが、何を思ったのか次の瞬間にやり、と意味深な笑みを浮かべた。

「そうか・・・・・・怖くないんだな?」

 その言葉と同時に荘三郎は指を伸ばし、包皮に隠れて密やかに息づいている花芽を柔らかく擦り上げた。

「ひっ!」

 今までの柔らかな愛撫とは明らかに違う、全身を突き抜ける激しい快感が綸を襲う。腰から全ての力が抜けてしまうような甘く鋭い痺れに綸は引きつった悲鳴を上げ、荘三郎の手から逃げようと腰を引くが、その動きを荘三郎はたった一言で止める。

「怖くないんだろ?それともやっぱりこれ以上の事をするのは怖いのか?素直に言ったらやめてやってもいいぜ?」

 荘三郎の言葉に綸は唇を噛み締めたまま睨みつけるが、押し黙ったままだ。それを確認した荘三郎はにやにやと笑いながら綸の唇を奪い、物言いたげな舌を絡めとった。

(こんなところにも負けず嫌いを出すかな)

 綸の怯えを少しでも和らげるよう、濃厚な接吻を仕掛けながら荘三郎は綸の震える花弁や花芽に指を這わせ、触れられることに慣れさせてゆく。そして時間を掛け、ようやく綸の緊張がほぐれてきた頃を見計らい、中指をつぷり、と蜜壺へ差し込んだ。

(さすがに・・・・・・きついな)

 たった一本の指なのに蜜壺は荘三郎の指をきゅうきゅうと締め付けてくる。そのきつさが、未だ誰も踏み込んだことのない清らかな場所であることを証明していた。

「お綸、痛いか?」

 唇を離した荘三郎が綸に尋ねる。

「変な・・・・・・感じはするけど、痛くはないよ」

 頬を紅潮させながら綸はぶっきらぼうに言い放つ。もしかしたら少しは痛みを感じているのかもしれないが、我慢できないほどではないらしい。

「じゃあもう一本指を増やすからな。さすがに痛いかもしれねぇが・・・・・・」

「大丈夫だってばっ!」

 強気な綸の言葉に苦笑いを浮かべつつ、荘三郎は更に指を増やした。さすがに今度は負けず嫌いの綸も苦しそうに眉を寄せたが、弱音一つ吐こうとはしない。こんなところにまで出てくる負けず嫌いにも呆れるが、事に及ぶ方としてはそれを利用できる分ありがたいかもしれない。
 この負けず嫌いが続いている内にと、荘三郎はできるだけ速やかに、しかし綸の繊細な部分を傷つけぬよう丁寧に蜜壺への指の出し入れを繰り返してゆく。

「ん・・・・・・ぁつ」

 指を動かし続けている内に綸も徐々に昂ぶっているのだろうか。色っぽく、半開きになった唇から吐息とも嬌声とも取れない、微かな声が漏れ始めた。それと共に最初はなかなか難しかった指の出し入れが徐々に滑らかになってゆく。
 実際蜜壺そのものはまだ硬さが残るが、そこから溢れだす蜜はかなりの量がある。口からは憎たらしい強がりが飛び出し、蜜壺はまだ硬さが残るが荘三郎を受け入れようと綸の身体が変わり始めているのかもしれない。荘三郎はここが潮時と綸の蜜壺からするり、と指を引き抜いた。

「じゃあそろそろ本番と行くぞ。辛かったら俺の肩に噛み付くなり背中に爪を立てるなりしていいから」

 掠れた声で囁きつつ、綸の蜜口に先走りを滲ませた己の逸物を宛がう。我慢に我慢をさせられた分、それほど長くは保ちそうもないが、男を初めて受け入れる綸ならばそれくらいで丁度いいかもしれない。荘三郎は綸の腕を自分の背中に回させると、そのまま一気に腰を進めた。

「うっ」

(き、きつい!)

 飯盛女の使い古しに慣れた荘三郎にとって綸の締め付けは想像以上のものだった。これでは二、三回動いただけで果ててしまう――――――反射的に荘三郎は動きを止める。

「お綸・・・・・・大丈夫か?」

 自分の情けなさを押し隠し、綸を気遣う言葉を吐く。

「だ、大丈夫だってば!っていうか、ここまでやっておいて大丈夫とか無いでしょう!」

 だが、その目には微かに涙が滲んでおり、既に背中には爪が食い込んでいる。

「じゃあ遠慮はしねぇぞ。って言ってもすぐに果てしまいそうだけどさ」

 荘三郎は僅かに腰を引きながら告げると、動き出した。だが、荘三郎の言葉通りそれは長くは続かなかった。ようやく惚れた相手を抱くことが出来た達成感と、逸物に絡みつく綸の蜜壺の締め付けによって、三、四回腰を動かしただけで荘三郎は己の欲望の迸りを綸のなかにぶちまけてしまったのである。

「・・・・・・終ったの?」

 情けなく腰を引き、綸の蜜壺から逸物を引き抜いた荘三郎に、追い打ちのような一言を綸は投げかける。

「あ、ああ。ま、今日はあまり長引かせるとおめぇも辛いだろうからさ」

 さすがに三擦り半で果ててしまったとはいえず、荘三郎は強がりを言う。だが、綸はその強がりには気が付かなかった。

「・・・・・・ありがとう」

「おいおい、どうしたんだよ。おめえらしくもねぇ」

「だって・・・・・・」

 その途端、綸はぽろぽろと涙を零す。どうやらかなり痛みを感じていたらしい。その涙に荘三郎は思わず綸を強く抱きしめていた。

「そのうち徐々に慣れていけばいいさ。だけどその前に祝言だな。糸繰りが一段落して機織りの時期に入る前に・・・・・・兄貴が手ぐすね引いて待っているんだ」

「馬鹿」

 いつも通りの憎まれ口は戻ったが、荘三郎に素直に抱かれたままの綸はその分厚い胸板に頬をそっと寄せた。



 東の空が白み始めた頃、荘三郎は桑畑の横のあぜ道を浮かれた足取りで自宅へ戻っていく。あの後、結局二度目には及ばず二人で抱き合ったまま寝入ってしまったが幸せな時間であったことは変わりない。

「しっかし爪を立てられたところが痛ぇよな。慣れたらアレもなくなるのかな」

 未だ疼きが残る背中を気にしつつも、顔がにやけているのはまんざらでもないと思っているのか。

「とにかく、兄者が起きたら早速祝言の相談だな」

 この件に関しては荘三郎がせっつかれていたから二つ返事で承諾が得られるだろう。輝く朝日のごとく煌めく気持ちを抱えながら、荘三郎は目の前に迫ってきた自宅へと小走りにかけて行った。



UP DATE 2014.7.23

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な、何なんでしょう・・・R-18作品の筈なのに、この笑っちゃうくらいの色気のなさorzこれは間違いなく『綸』というキャラのせいだな、うん(-_-;)

たまには極端なツンデレキャラを、と思って挑戦してみた『桑都の織姫』はなかなか手ごわい相手でした(^_^;)間違いなく『紅柊』シリーズで一番色気がないというか初な娘だと思われます。これだったらまだ幸の方が色気があるんじゃないかと・・・。
このツンデレ&ねんねの綸を荘三郎がどうやって開発してゆくのかある意味楽しみですが、結婚しても色っぽい仕草のひとつ出さないんじゃないかと思うな、この娘は(-_-;)ある意味それはそれで筋が通っているような気がしますが、エロ話には正直向いておりませんww

次週7/30は拍手文更新、紅柊8月話は8/6から開始します。今回の反動で今度は劇エロが書きたい気分です・・・(一応南町奉行所配下の同心と女掏摸とのSM色が入った話を考えております。夏場だしホラー色も少し入れたいかな^^;)
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