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「紅柊(R-15~大人向け)」
乙未・秋冬の章

女掏摸・其の参~天保六年八月の取調(★)

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 ジジジ・・・・・・と、百目蝋燭の芯が焦げる音が昏い部屋に響く。その微かな音をかき消すように、若い娘の甘ったるい悲鳴が瀬田の耳を支配した。

「あっ、やぁっ!やだってばぁ!」

 久奈を土間に膝立ちにさせたまま乳首にぎりぎりと歯を立て、蜜壺に挿入した笞を乱暴に蠢かす瀬田の乱暴すぎる行為にさえ久奈は快楽を見出すのか。笞を咥え込んだ蜜壺からは際限なく淫蜜が溢れだし、瀬田が歯を立てている乳首は引きつれを起こすほど固く凝っていた。荒縄に括られた白い肌は桜色に染まり匂い立つような色香を放つが、久奈本人にその自覚は全くないらしい。
 瀬田の折檻から逃げようと必死に腰を振り、頤を仰け反らせるが、それさえも瀬田の加虐心を煽る役割しか果たさない。

「何が『やだ』だ。生娘のくせに下の口からこんなに涎を流しやがって」

 久奈を貶むように言い放ち、瀬田はわざと大きく笞の柄を動かす。するとくちゅり、と明らかにそれと判る淫猥な濡音が久奈の耳にも届いた。

「無理やり男に嬲られながら女陰をひくつかせる淫売は見たことがねぇ。掏摸からとっとと足を洗って吉原で男を手玉に取っている方がおめぇにゃ似合いだ」

 深く浅く、時にはぐるりと柄を回しながら瀬田は久奈を翻弄していく。その動きに合わせるかのように、久奈の腰の動きも徐々に大きく、激しくなってゆく。

「はぁっ、あん!そこ、やだぁ・・・・・・変になるぅ!」

 その形の良い唇から漏れる声は明らかに嬌声だ。このまま笞の柄で弄い続ければ間違いなく久奈は気を遣ってしまうだろう。それでは仕置にならないと、瀬田は不意に笞の柄の動きを止め、久奈の蜜壺からそれを引き抜いた。笞の柄には久奈の淫蜜が纏わりつき、ぬらりと妖しい光を放っている。

「あ・・・・・・」

 自らの胎内から不埒な異物を抜かれた久奈は、ほっとしたような、しかしどこか物足りなさそうな視線を瀬田に投げかけながらぺたり、と土間に座り込む。だが、久奈をそのまま休ませるような優しさは瀬田には無い。

「何だ、物欲しそうな顔をしやがって。もっとして欲しかったのか?」

 瀬田は手にした笞を久奈の顎に下にやり、顔を上げさせる。

「も、物欲しそうな顔なんて・・・・・・」

 頬を紅潮させながら久奈は反論するが、その声は小さく、説得力に欠けた。

(あともうひと押し、ってところか)

 淫蕩な刺激に肌を染め、瞳まで潤ませている久奈を見下ろし瀬田は確信する。

「おう、久奈。掏摸の一味なら入墨ぐれぇ見たことはあるだろ?」

 瀬田は猫なで声を出しながら久奈の耳許で囁く。その意外なほど優しい声に久奈は小さく頷いた。

「本当ならおめぇのその柔肌にも墨入れするべきなんだが、今回だけは許してやるよ。その代わり・・・・・・」

 瀬田はニヤリと、笑いながら久奈の顎の下から笞を外す。

「一生消えねぇのは同じだから、おめぇの『初物』を頂戴するぜ。今回は初犯だからごく普通にここだな」

 瀬田は笞で蜜壺の入り口をこねくり回しながら、掠れた声で久奈に囁く。その浅い出し入れにさえ久奈は無意識に腰を動かし、笞を求めてしまう。だが瀬田はそれを許さず、笞の柄を更に奥へと滑らせた。

「二度目をやらかしたらこっちだ」

 瀬田は笞の柄で菊座をぐいっと押し上げながら、久奈の耳朶を軽く噛む。

「ひぃっ!」

 本来なら異物を受け入れるべき場所でない菊座に、笞の柄の感触を感じた久奈は引きつれた声で叫ぶ。だが瀬田は意に介さず、その笞を今度は久奈の口元へ持ってきた。そして久奈の蜜に濡れ、女の匂いを纏わりつかせる笞の柄を強引に久奈の口にねじ込んだ。

「三度目は上の口だ。陰間や売れねえ夜鷹くらいしかやらねぇ最低の行為だが、三回も人の懐を狙うような輩にはぴったりの罰だろう?そして四度目は死罪、だ」

 あまりの事に久奈は笞の柄を咥えたまま首を横に振るが、その目はあからさまな欲情に濡れ期待に輝いている。

(下手したら、罰を目当てにこいつは再びやらかすかもしれねぇな)

 瀬田は己の計算違いに内心舌打ちをしたが、その時はその時である。瀬田は久奈の口から笞を抜くと、そのまま菊座へと宛てがい、グイッ、と押し込んだ。

「ひゃあ!う、嘘つき!そこはっ、二回目の時だって・・・・・・!」

 菊座を貫かれたまま久奈は瀬田を詰るが、瀬田は涼しい顔のままである。それどころか久奈のぷっくりと膨らんだ花芽を爪の先で弾きながら少しずつ笞の柄を菊座の奥へとねじり込んでゆく。

「何を寝ぼけたことを。二回目の時は俺の逸物をぶち込むんだよ。それに比べたらこんなもん、小指みてぇなもんだ」

 瀬田は笞を動かし始めた。さすがに蜜壺ほどすんなりとは動かないが、笞にまとわりつかせた淫蜜やしゃぶらせた時の唾液によってそこそこは動かしやすくなっている。それを利用して動かし続けると、久奈の菊座はこの忌まわしい愛撫にも順応を見せ始めた。苦しげな呻き声だった吐息はいつの間にか熱っぽいものに変わり、笞の動きに合わせて自ら腰を動かし、更に奥へと誘い込もうとするのである。
 それに呼応して蜜壺からは新たな蜜がトロトロと流れだし、久奈の内腿を濡らしていく。

(根っからの好きものだな、この娘は。下手をしたら俺のほうが絞り取られるかもしれねぇ)

 瀬田は苦笑いを浮かべつつ、着物の裾をからげ、下帯から既に勃起している逸物を引っ張りだした。

「う、嘘・・・・・・!」

 それを見た瞬間、久奈は驚きに目を丸くする。先ほど瀬田は己の逸物を『笞より二回りは太い』と言っていたが、もしかしたらそれ以上の太さがあるかも知れない。蝋燭の灯にてらてらと黒光りしたそれは、鎌首をもたげる蛇のように久奈の方を向いている。

「確かにこいつをぶち込めば泣き叫ぶほど痛てぇだろうな。だがよ、入墨はもっと痛いぜ。俺のモンか入墨か――――――どっちにするか選ばせてやろうか?」

 どのみち逃げられねぇけどな――――――その瀬田の言葉に久奈は観念したように目を閉じた。



 高々と上げられた久奈の菊座にはかなり深く笞の柄が差し込まれている。それを軽く動かした後、瀬田は己の逸物の先端を、淫蜜を垂れ流しながら蠢いている蜜口へと宛てがった。

「は・・・・・・ぅぅ」

 吐息とも嬌声ともつかない声が久奈の口から漏れる。その瞬間、瀬田は一気に久奈の蜜壺を貫いた。

「きゃあ!!痛い!抜いてっ、抜いてよぉ!!」

 股間から脳天を突き破るような激痛に泣き叫久奈だが、瀬田は構わず動き始める。太腿を流れる蜜に混じってひと筋の赤いものが流れだし、久奈の破瓜を告げた。だが、それに目を向けること無く瀬田は久奈に怒鳴りつける。

「解ったか、久奈?人の懐を狙えばどんな仕置が待っているか・・・・・・コレなんざまだましな方だ。これに懲りたら二度と掏摸なんてするんじゃねぇそ!」

 瀬田の逸物をきつく絞り上げてくる蜜壺の狭さに呻きながら、瀬田は久奈に説教をする。それと同時に菊座に差し込まれた笞の柄を動かすことも忘れない。
 さすがに初体験でこれだけひどい目に遭わせれば、いくら好きものとはいえ二度と八丁堀の懐を狙うなんて真似はしないだろう。

「わ、判ったからぁ・・・・・・もう、しないからぁ・・・・・・あんっ!」

 泣きじゃくり、訴えるその声にさえ、明らかに欲情の色が滲み始める。

(普通なら痛ぇだけのはずなのに・・・・・・何だ、このアマは!)

 生娘を抱いたのはこれで二回目だが、一度目の時――――――亡き妻との初夜の時は、かなり痛がって感じるどころでは無かった。それでも互いに気を使いあい、何とか事を終わらせたというのに、久奈はその痛みさえも快楽に変えて乗り越えてしまうのだ。

(とんでもねぇモンを拾っちまったのかもな)

 絶頂が間近に近づいているのを感じつつ、瀬田は腰の動きを更に早めていった。



 それから一刻後、取調部屋の土間にはぐったりとしている久奈がいた。いつの間にか縄は解かれ、全裸に剥かれたその身体にはそれと判る紅色の痕跡や歯型、そして尻には笞のミミズ腫れが走っている。更に瀬田から放たれた白濁が蜜壺からどろりと溢れ、太腿や土間を汚している。

「さすがに懲りただろう」

 瀬田は長着を羽織っただけの姿で、横たわっている久奈の背中を撫でながら語りかける。

「これはあくまでも序の口だ。これ以上ひどい目に遭いたくなけりゃ、ここを出てすぐに掏摸の師匠と縁を切りな。もし難しかったら俺が立ち会ってやる」

「それ・・・・・・本当?」

 横になったまま、久奈は瀬田に尋ねる。さすがに久奈一人で足抜けの交渉は難しいが、同心が立ち会ってくれれば足抜けも可能だろう。

「ああ、男に二言はねぇ。あと、矢場や水茶屋くれぇならおめぇだって働けるだろう?知り合いがいるから話をつけてやるよ」

 瀬田の言葉に久奈が微かに微笑みを見せた。

「旦那が手伝ってくれるなら・・・・・足を洗うことができるかな」

「かな、じゃねぇよ。これを機会にきっぱり足を洗うんだよ」

 乱暴に言い放ちながら瀬田は先ほど脱がせた長襦袢を久奈に放り投げる。

「ほら、立てるようになったらさっさと着やがれ!腰巻きはぼろぼろになっちまったが、古着屋で調達すりゃいいだろう」

 そう言って放り投げたのは三枚の二朱銀だ。それを見て久奈は目を丸くする。

「ちょっと、これじゃ多すぎだろ?」

「もう少し良いもんを買えばいいだろうが。笞打ち程度でボロボロになるような安もんなんざ二度と買うなよ!」

 ぶっきらぼうだが、何かと心配はしてくれているらしい。久奈は微かに笑みを浮かべると、のろのろと投げられた長襦袢に袖を通した。



UP DATE 2014.8.20

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『仕置』と称しながら久奈の若い身体を嬲りまくる瀬田に、拷問に近いそれさえも受け入れてしまう久奈――対極にありながらある意味二人は似たもの同士というか互いを引き付け合う関係なのかもしれません。

それにしても久奈はちゃんと足を洗うんでしょうかねぇ・・・一応瀬田が付き添うとは言っておりますが、妙な性癖に目覚めてしまった久奈がこのまま大人しく水茶屋や矢場で働くとは思えないのですが(-_-;)
というわけで、この二人の話は10月にもう一度やらせていただきます。とことん堕ちるところまで堕ちるっていうのも悪くないかもしれない( ̄ー ̄)ニヤリ

次週は『鶴蔵てまえ味噌』9月話を、9月の紅柊はとうとう芳太郎の御様御用本番となりますヽ(=´▽`=)ノ
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