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「紅柊(R-15~大人向け)」
丙申・春夏の章

定廻り同心の牝犬・其の貳~天保七年三月の捜査(★)

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 花見の宴は他の季節のものに比べかなり賑やかである。芸妓の三味線に幇間のお囃子、そして娼妓の笑い声――――――そんな中、この部屋だけは違う意味の『宴』の音に彩られていた。

「さぁて、今度は後ろだな・・・・・・この好きものめ。物欲しげに菊座まで蠢かせおって」」

 西山の指摘通り、久奈の菊座は微かに息づいている。だがそれは、瀬田らを相手にする時に比べかなり控えめな反応だった。やはり身体に嘘をつかせるのは久奈にはまだ難しいのだろう。
 だが西山はそうとも気付かず久奈の菊座を指で抉り、だらしなく笑う。そしてある程度ほぐした後、己の逸物を性急に久奈の菊座に宛てがい一気に貫いた。

「あうっ!」

 己の欲求を満たすだけの乱暴な挿入に思わず叫んでしまった久奈だったが、その声が逆に西山の欲情を刺激したらしい。潤滑油さえ塗りこんでいない、すべりの悪い菊座に強引に出し入れをし始めた。

「女陰と違って滑りは悪いが、なかなかの締め付けだな。たまには衆道も悪くない」

 ニタニタと笑いながら西山は久奈の耳許に囁きかける。その卑猥な嗄れ声に怖気が立ったが、それをおくびにも出さず久奈は妖艶に微笑んだ。

「お気に召して頂けて何よりでございます・・・・・・ああんっ」

 西山を煽る声を上げつつ、久奈は西山の気をさっさと遣ってしまおうと自ら腰を振る。その動きに昂ぶりを覚えつつも、西山はそこを堪えて一旦動きを止める。

「おいおい、そうがっつくな・・・・・・おい、杉嶋!」

 西山はお涼を組み敷いている杉嶋に声をかけた。

「さっきその女が言っていた、二人いっぺんに相手をさせる、っていうのをやってみないか?」

 どうやら『二本挿し』に興味津々らしい。『前を使わせてやるから』と久奈の両足を背後から抱え、まるで童女が用をたすような恥ずかしい姿にさせた。正面からも久奈の菊座に西山の粗末な逸物が入り込んでいるのがはっきりと見える。尻を貫かれたまま大股開きの姿にさせられた久奈の姿に、杉嶋は勿論、杉嶋の相手をしているお涼も目を奪われる。

「西山、本当にお前は好きだな・・・・・・だったらこの女で一発抜いたら相手をしてやるよ。どうせなら長く愉しみたい」」

 杉嶋は苦笑いを浮かべながら腰の動きを早める。そして一旦果てるとお涼から離れ、久奈と西山の方へ近づく。

「じゃあこちらをいただくとするか」

 そう言って杉嶋は久奈の脚の間に割り込み、ぱっくりと開かれた久奈の蜜壺に逸物を突き入れた。その衝撃は久奈の薄壁を通じて西山の逸物にも伝わってくる。

「おう、杉嶋!おまえの逸物の動きが判るぞ!こりゃあ面白い!」

 西山はわざと変則的な動きをして、薄壁越しの杉嶋の逸物の感触を確かめ始めた。そしてそれは久奈の目の前にいる杉嶋も同様だった。

「こっちもだ。なるほどこりゃあ変わった趣向だな」

 二人の男は久奈を挟んでひたすら己の快楽のみを追いかける。ろくな前戯もない二本挿しは久奈にとっては苦痛でしかないが、それだけに意識をしっかりと保つことが出来るのは密偵としては有りがたい。

(もしかして旦那様やお涼様はこれを見越して、より強い刺激をわっちに・・・・・・)

 確かに久奈に対する『仕込み』は道具や塗り薬なども多用していた。強引に快感を高め、瀬田やお涼、素月園の良いように嬲られていただけだと思っていたが、実はそうではなかったのかもしれない。

(とにかく冷静に――――――旦那様の勤めが果たせる程度には)

 快楽に溺れるふりをしながら、久奈はどこまでも冷静に二人の男を観察し続けた。



 西山達が久奈とお涼を開放したのは線香二本分の追加をした後だった。久奈やお涼という、今までにない『おもちゃ』に心を奪われたのだろう。何度も久奈やお涼を組み敷いては己の欲望をぶちまけるだけの情交に、久奈もお涼も疲れの色を隠せなかった。

「大した成果もなかったし、こればかりはお座敷の数を重ねて地道に当たるしか無いね」

「はい・・・・・・でも今日気がついた事もいくつかありますので、旦那様に合流したら話したみたいと思います。わっちには判らなくても、旦那様なら判るかもしれませんので」

 闇に紛れるようにヒソヒソとこんな話をしている内に、二人は素月園の家に到着した。

「お師匠様ぁ、ただいま帰りましたぁ!」

 引き戸を開いたお涼が先に声をかける。すると奥から素月園がひょっこりと顔を出した。

「おう。二人共、さっさと上がって来い。瀬田様もすでに奥の客間にいらっしゃっている」

 その一言に、西山らとの交わりで冷えきっていた久奈の身体は熱を取り戻した。もどかしげに草履を脱ぐと、急ぎ足で瀬田がいるという客間に飛び込む。

「おう、久奈か。お勤めご苦労」

 部屋に飛び込んできた久奈を、瀬田はいつものぶっきらぼうな口調で迎える。その一言に久奈は安心しきったのか、へなへなとその場に崩れ落ちてしまった。

「だ、旦那様ぁ」

「へたり込むのはまだ早ぇぞ」

 軽く叱るような瀬田の声に、久奈は思わず背筋を伸ばす。そして膝で瀬田の傍までにじり寄ると、西山らの来訪について告げた。

「どうやら花見の宴のために『粋月』に来たようです。しかし人目が多いのを警戒したのでしょうか。今回は自前の刀剣を持ってきたようで、前回のような作りの良いものではございませんでした」

 未だ健在な掏摸の視点で久奈は瀬田に今日の出来事を告げる。

「なるほど。さすがに向こうも慎重になってきたと言うべきか」

「それと・・・・・・」

 更に報告を続けようとした久奈だったが、それを遮ったのは他でもない瀬田だった。瀬田は不意に久奈の腕を掴み、自分の方へ引っ張り込む。そして腕の中に収めると、強引にその唇を奪った。

「んん!」

 久奈はもがくが、瀬田はそのまま舌を割り入れてくる。激しい舌の動きは久奈の息を奪い、久奈は苦しげに呻く。しかし瀬田は更に強引に口腔を犯し、久奈の唇を強く吸った。唾液が交じり合い淫猥な音が久奈の耳を犯し、口の端からは飲み込みきれなかった涎が垂れ、久奈の細い顎を汚してゆく。

「報告は後だ・・・・・・うすぎたねぇ野郎の匂いを漂わせやがって。俺が全部清めてやる」

 ようやく久奈を開放した瀬田の口調には、あからさまな嫉妬が滲んでいる。それに気がついた久奈は嬉しげな笑みを浮かべた。

「ありがとうございます、旦那様・・・・・・どうか、久奈を隅々までお清めくださいませ」

 久奈は瀬田の首に抱きつきながら訴える。その言葉に気を良くした瀬田は、もう一度唇を重ねると立ち上がり、久奈の腰を抱えて次の間の襖を開いた。 するとその部屋には既に床が敷き詰められており、天井の梁からは数本の縄がぶら下がっていた。

「素月園。準備はできているな?」

 久奈を抱き寄せたまま瀬田が尋ねる。

「ええ、ご覧のとおりいつでもお久奈ちゃんを可愛がって上げることが出来るようにしてございます。さ、早くこちらへ。瀬田の旦那よりお久奈ちゃんが気の毒ですよ。あまり焦らしちゃ」

 意味深な笑みを浮かべて素月園が床へと促す。その枕元には既に久奈を嬲るための淫具が揃えられていた。その中には新たな張形や絹の縄、そして新たな貝薬が用意されている。それを確認した瞬間、久奈の蜜壺からは熱いものが流れでた。

「今日は例の武左がやってきたんだってね?一体どんなことをされたんだい?」

 興味深そうに素月園が尋ねるが、それに答えたのは久奈ではなくお涼だった。

「ちょっとでも期待するほうが虚しくなりますよ。お師匠様。まだ浅葱裏のほうがましですよ、あれじゃあ・・・・・・・いきなり股ぐらに手を突っ込まれてやられちまいましたからねぇ」

 それを聞いた瞬間、素月園が眉を顰める。

「ちっ、興ざめな野郎だな。それでもお旗本、ってぇんだから笑っちまう」

 西山らを小馬鹿にする素月園の言葉に、瀬田はさもありなんと苦笑を浮かべた。

「武士なんざ身分が上がれば上がるほど野暮になるもんさ」

 瀬田は久奈を敷いた床の上に座らせると、自らもその横に座り久奈の着物の裾を大胆にまくり上げる。そして若さにはちきれんばかりの太腿に手を這わせながら、更に奥へと手を進めた。だが一番触れて欲しい部分の直前で瀬田の手は止まってしまう。

「だ・・・・・・んな、さま?」

「久奈、脚を開け。俺達に全部が見えるようにな」

 脅しではない、むしろ穏やかな瀬田の一言だ。しかし久奈はその声に逆らえず、自らの意思で膝を立て、脚を大きく開く。すると新たな蜜で濡れた花弁が三人の目に晒される。否、花弁だけではなく太腿や菊座までしっとりと濡れているではないか。その艶めかしい久奈の姿に、三人はにやり、と笑う。

「あら、ここに来る前にしっかり腰湯を使ってきれいにしたのにねぇ。そんなに瀬田様やお師匠様が欲しいのかい?」

 ぴょこんと飛び出た久奈の花芽を弾きながら、お涼は久奈を言葉で弄ぶ。その指先の刺激に、久奈はあられもなく甘い嬌声をこぼし、腰を揺すった。すると新たに蜜が溢れ出て床を濡らしてゆく。

「すっかり出来上がっちまってるな。だが俺達は無粋な旗本みてぇに直ぐには『褒美』はやらねぇ・・・・・・そこのところは解っているな、久奈?」

 瀬田は久奈の細い顎を指で捉えながら、囁く。その言葉にこれからのめくるめく快楽の刻を予感し、久奈は目を潤ませながらこくり、と頷いた。




UP DATE 2015.3.11

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今回の捜査ですが、お涼からみたら大したものは無かったけど、久奈の視点では何か得るものがあったようです。ただ、それを瀬田に報告する前に布団の中に連れ込まれてしまっておりますが・・・(^_^;)
なお小悪党二人のエッチテクニックについては何もいうことはありませんwww

次回更新は3/18、エロにまい進する三人を前に果たして久奈は捜査報告をきちんと言うことが出来るのか・・・次回をお楽しみくださいませ(^_^;)
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