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「VOCALOID小説」
聖龍協奏曲~奏国物語

ボカロ小説 聖龍協奏曲~奏国物語 幕間・皇帝と一角獣の処女2(★)

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 ユニコーン隊の天幕が二つはすっぽり入ってしまいそうなほど大きな皇帝の天幕、その中に皇帝とたった二人きりにされてしまったルカは、ただひたすら身体を強張らせていた。
 皇帝に肩を掴まれたと思うや否や、抵抗する間もなく唇を奪われたのである。それだけでもかなりの衝撃だが、更に皇帝の舌がルカの唇を割って侵入してきたのだ。
 夜伽のために召し出されたとはいえ、どのように皇帝に接すればいいのか全く解らない。ただ、皇帝の意向に逆らうことだけは奏国兵士として許されない――――――骨の髄まで叩きこまれたその教えだけに縋り、ルカは皇帝のキスを受け続けた。

「・・・・・・面白いおなごだな」

 長いキスの後、ようやくルカの唇を開放した皇帝は、ルカの顔をまじまじと覗き込む。

「大抵のおなごはここぞとばかりに媚を露わに自ら舌を絡ませてきたりするが・・・・・・そなたは全くしないのだな?」

「も、申し訳ございません!」

 皇帝の素朴な質問に対し、反射的にルカは謝った。そして顔を真赤にしながらルカは言い訳する。

「あ、あの・・・・・・このようなお召は、その・・・・・・初めてなのです。武術一辺倒で育ちました故・・・・・・お召の作法も存じませぬ。ご容赦・・・・・・くださいませ」

 もしかしたら皇帝の機嫌を更に損ねてしまったのかもしれないと、ルカは目に涙を浮かべつつ頭を下げる。だが、そんなルカの心配を他所に、皇帝から返ってきた返事は意外なものだった。

「ということは、そなたは全く男を知らぬということか?ユニコーン乗りは生娘でなければならぬというが、それが本当だったとは・・・・・・」

 どうやら皇帝は『ユニコーン乗りは処女で無くてはならない』という話を単なる喩えだと思っていたらしい。不思議そうにルカを見つめる皇帝に対し、ルカは言葉をつまらせながらも訴えた。

「ぎ、御意。で、ですが・・・・・・陛下のご要望に応えられるよう、出来る限りお勤めを・・・・・・」

「心配するな」

 必死に訴えるルカの言葉を遮り、皇帝がルカ抱きしめる。そして桃色の髪を掻き上げながらルカの耳許に唇を寄せる。

「男を全く知らぬのであれば、余が全てを教えてやろう。そなたは何も心配することはない。ただ余を受け入れよ」

 何故か満足気なその声は、意外なほど甘く、優しかった。

「ぎょ・・・・・・い」

 ルカの耳をくすぐる甘い声に溺れそうになりつつ、ルカは辛うじて返事をした。



――――――まさかここまでの美女が手付かずだとは。

 驚きを隠しつつ、皇帝はルカを自分の床に横たえた。雨による足止めを食らって三日、自分の周りにやってくるのはおべっかを使う貴族たちと、彼らが連れてくる派手な化粧を施した娘子騎兵部隊の女達ばかりだった。足止めの気晴らしに、との事なのだろうが、貴族の誰かの息がかかっている女を抱くことは、一時の戯れだとしても危険が伴う。
 それゆえ最初こそやんわりと断っていた皇帝だが、彼らもしつこかった。さすがに堪忍袋の緒か切れた皇帝は怒りを爆発させ、雨の中自らの天幕を飛び出したのだ。

 その時、偶然皇帝の耳に飛び込んできたのがルカの吹く土笛の音色だった。鄙びた音色に心惹かれた皇帝は、音色に誘われるままにユニコーン隊の天幕に入り込み、ルカを見出したのである。
正直男から相手にされぬ女騎士が所属すると聞かされていたユニコーン隊に、ルカのような美女がいること自体皇帝にとって意外だった。更にルカはキス一つにさえ身体を強張らせるほど初心と来ているではないか――――――何故これほどの美女が誰の手にも汚されなかったのか。その理由が気になるところだったが、それを知るのは目の前の美しい獲物を己のものにしてからでも遅くはない。
 ルカの身を護る、実用一点張りの色気のない兵服の留め具を外しながら、皇帝はルカの頬に唇を寄せる。すると、ルカの歯の根があっていないことが微かに伝わってきた。
 天幕の中は決して寒くはない。むしろ湿気で蒸し暑いくらいだ。それでも震えているということは、やはりこれから起こることに処女として慄きを感じているのだろう。

「怖いか?これから起こることが」

 皇帝はルカの額にかかる髪をかきあげながら囁く。その言葉にルカはただ頷いた。既に声さえ上げることも出来ないくらい緊張しているらしく、その表情は強張っている。

「本当に、初めてなのだな」

 皇帝は先ほどの強引さとは打って変わって、優しく唇を重ねた。舌でルカの唇を割るような不埒な真似はせず、包み込むような穏やかなキスを何度も繰り返す。その優しさ、そして穏やかさにルカの緊張が徐々に緩み、重ねる唇も柔らかくなってきた。
 そのタイミングを逃さず、皇帝の手は外した留め具の隙間からするりと兵服の中に入り込み、ルカの柔らかな乳房を捉える。

「・・・・・・!!」

 皇帝の手を肌に直接感じた瞬間、ルカはびくり、と身体を強張らせた。だが、それは想定済みなのか、皇帝はそのままルカの滑らかな肌をゆっくりと撫で、豊満な乳房をすくいあげた。

「へ・・・・・・へい、か」

 唾液に濡れた唇から、懇願の声が漏れる。それが更なる愛撫を求めるものなのか、それとも抵抗なのかはルカ本人でさえも判らない。

「怖いのか?」

 やわやわと豊満な乳房を嬲りつつ、皇帝がルカの瞳を覗きこむ。その目は熱っぽく潤んでいたが、それでも奏国兵士としての鋭さも失っていなかった。

「は、い・・・・・・頭の芯がぼぉっ、として、身体が熱くなって・・・・・・これでは、陛下を、お守りすることが・・・・・・」

「この期に及んでまだ余を守ろうというのか。愛い奴よ」

 皇帝はルカの耳朶に唇を近づけ、軽く吸う。

「んっ!」

 今までとは明らかに違うぞわり、とした刺激が全身を貫き、ルカは更に身体を硬直させる。だが皇帝はそれを愉快そうに見つめ、さらに耳朶に舌を這わせた。

「己が感じているものの正体さえ解らぬようだな。嬌声さえ上げぬとは」

「え?」

 頬を紅潮させ、潤んだ瞳で皇帝を見返すルカだったが、自分が今どのような表情をしているのかさえ理解していないだろう。成熟した肢体を持ちながら、与えられる小さな快楽にさえ混乱をきたす初々しさの不均衡に、皇帝は満足気な笑みを浮かべる。

「今は気にせずとも良い。そのうちに判るようになる」

 そして、その全てを教えるのは自分なのだ――――――美しい処女を己の手で染め上げる征服欲を満たしつつ、皇帝は更にルカの身体を弄び始めた。



 無粋な兵服を脱がし、一糸まとわぬ裸にルカを剥くと、皇帝も自らの服を脱ぎ捨てる。意外なほど逞しい体つきに、ルカは羞恥を覚え反射的に己の身体を隠そうとする。だが、その手を皇帝がやんわりと止めた。

「隠すでない。そなたの美しい身体が見えなくなるではないか」

 何気ない一言に、ルカは全身を桜色に染めてしまう。ただひたすら武術の鍛錬に励み、並の男であれば軽くあしらうルカに、甘い睦言を囁く男は今までいなかった。それだけに皇帝の一言一言はルカの心を絡めとり、抵抗できなくさせてゆく。

「ぎ、御意・・・・・・っ」

 ルカが返事をしようとした瞬間、皇帝の唇がルカの乳房の頂を啄んだ。その瞬間に訪れた甘い痺れに、ルカの返事が途切れる。嬌声まで派手派手しくはない、しかし明らかに甘さを含み始めた吐息に皇帝は手応えを感じた。

「全てを委ねよ。龍騎士の名において・・・・・・そたなを守ってやる」

 龍騎士の名において――――――その言葉の重ささえろくに知らぬまま、にルカはただ闇雲に頷いた。
 その返事に気を良くした皇帝は、ルカの細腰から太腿へと指を滑らせる。未だ固く閉じ合わさった太腿は引き締まってはいるが、女性としての柔らかさも失ってはいない。そしてそれ以上に皇帝の手を太腿にまで感じながら、未だ脚を固く閉じている初々しさに、新鮮な驚きを感じていた。
 皇帝の夜伽に差し出される女は求めがなくても身体を開いてくる者ばかりだ。それだけに硬い蕾のようなルカの反応はむしろ心地よい。だがこのままではいつまで経ってもルカを抱くことは出来ない。

「脚を、少し開けるか?」

 力を抜け、と言っても逆に力がこもってしまうだろう。ならばと皇帝は処女にとっては少し大胆な要望を突きつける。その命令にルカは更に顔を赤くしながら従った。その瞬間、僅かに開いた膝に手をかけ、皇帝はルカを引き裂くように膝を開いたのである。

「あっ!」

 さすがにルカは反射的に膝を閉じようとするが、その前に皇帝は身体を割りこませ、ルカの脚が閉じないようにしてしまう。そして更に太腿に手をかけ、そのままルカの身体に押し付けるように脚を開かせた。その姿はひっくり返された蛙のようでもある。

「やっ・・・・・・お、お止め、くださいませ!」

 あまりの恥ずかしさに、ルカは初めて強い抵抗を示す。しかし皇帝はルカの抗議に全く耳を貸さず、太腿の奥で息づく秘められた花園に視線を注ぐ。

「・・・・・・止めてくれという割には、こちらの準備は整っているようだが」

 初めて男の目にさらされたその場所は、信じられないほど濡れそぼっていた。朱鷺色に息づくルカの秘所は蜜蝋の仄かな灯りにも艶めき、狭隘な蜜口からはトロトロと透明な蜜が溢れ続けている。生まれて初めて経験する性的な刺激に昂ぶっているのか、今まで抱いた女達の誰よりもルカの濡れ方は激しかった。

「中の具合は・・・・・・どんなものかな」

 皇帝は右手をルカの太腿から離すと、狭隘な蜜口に中指を宛がう。そしてそのまま慎重に指を蜜壺へと侵入させた。

「い、痛っ!」

 その瞬間、ルカは叫び、眉を顰める。そしてその叫びと同時にルカの蜜壺は皇帝の指をかなりの強さで締め付けてきた。

「これはかなり狭いな」

 少しずつ奥へ、奥へと指を進めながら、皇帝はルカの顔を覗きこむ。

「暫し・・・・・・耐えよ。これは命令だ」

 どんなに優しく扱っても、これではルカにかなりの無理を強いることになるだろう。皇帝は敢えて『命令』という言葉を使い、ルカに覚悟を促す。

「ぎ、御意」

 どちらにしろ、逃げることなど出来ないのだ――――――ならばこの美しき皇帝に全てを委ねようと、ルカは痛みに顔を顰めながら頷いた。





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初々しいといえば聞こえはいいけれど、要は色気皆無の女騎士・ルカが皇帝に召し出されちゃって困惑しております(^_^;)
たとえ処女であってもお召はお召、それなりの作法は身に付けておかなければならないのですが、下級貴族出身で必死こいて士官学校に入ったルカにそんな余裕なんかありませんwwwどうしていいか判らないルカですが、むしろそれが皇帝には新鮮に映ったようでして・・・ここぞとばかり自分好みの女にしてしまおうという下心が見え透いておりますwww

今回は様子をうかがいながらの前戯止まりでしたが、次回は本番まで・・・行けるのかなぁ(^_^;)あともうちょっと色っぽいというかエロっぽいというか、そんな雰囲気が出せたらな~と思います。今回は自分でも不完全燃焼っす痛い(>_<)
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