FC2ブログ

「紅柊(R-15~大人向け)」
丙申・春夏の章

妖剣雨情・其の貳~天保七年六月の潜伏(★)

 ←ボカロ小説 聖龍協奏曲~奏国物語 幕間・皇帝と一角獣の処女5(★) →烏のまかない処~其の二百七・トクホのビール
 耳をそばだてないと聞こえない霧雨の音に混じり、クチュクチュと何かをしゃぶる淫猥な濡音が古石場のボロ長屋の一部屋から聞こえる。狭い部屋に敷かれた煎餅布団の上で、差し出された新實の指をしゃぶっているのは夕波だった。指を吸い上げ、舌で指先をくすぐりつつ唾液を纏わりつかせるその姿は、淫婦そのものだ。

「・・・・・・本当にうまそうにしゃぶりやがって」

 どこまでも淫らに堕ちてゆく夕波を責めつつ、新實が低い声で笑う。そんな笑い声に満足気な視線を投げかけながら、夕波は更に音を立てて舌を絡めた。崩れた襟元からは豊満な乳房が零れ、裾も太腿の付け根まで捲れ上がりだらしなく乱れている。そんなしとげない姿の夕波を見下ろしながら、新實は咥えられている指をずるり、と引き抜いた。

「こんだけ濡らしておけば問題ねぇだろう」

 下卑た笑みを口の端に滲ませ、新實は夕波の乱れた裾を更にまくり上げ、脚を大胆に開かせた。雪をも欺く白い太腿の奥では、濡れたひこばえに縁取られた女の花弁があえかに息づき、真っ赤に充血した花芽がぷっくりと顔を露わにしている。その中央で口を開いている蜜壺からは絶え間なく淫蜜が零れ、菊座を伝って煎餅布団に滴り落ちようとしていた。

「・・・・・・わざわざしゃぶって湿らす事もなかったな。ケツの穴まぐっしょりで濡らしやがって」

 新實はひくひくと息づく花弁を無視して、淫蜜に濡れ光っている菊座に直接指を伸ばした。

「ちょっと、いきなりそっちかい?」

 肝心な部分に触れてもらえぬ夕波は不服そうに唇を尖らせるが、新實は別段気にする風もなく、菊座を軽く爪で引っ掻いた。

「あふん・・・・・・そうやって、ごまかしてっ・・・・・・はうっ」

 爪でも軽い刺激でも夕波は昂ぶり、無意識に尻を上げる。すると更に菊座がはっきりと新實の目の前に晒された。薄茶色の菊の花は爪の刺激にひくつき、本来受け入れるべきものではないものを求めている。

「いい声で啼きやがって。お楽しみは後で取っておいたほうがいいだろう?それともおめぇの『お楽しみ』は後ろなのか?」

 今度は指の腹で菊座を揉みほぐしつつ、新實が意地悪く尋ねる。

「そ、そりゃあ、前のほうが・・・・・・あんっ、いいけど・・・・・・さぁ」

 入ってきそうで入ってこない新實の指に焦らされつつ、夕波は答える。だが、上気した頬とだらしなく半開きになった唇は、どちらでもいいから早く欲しいと訴えていた。

「だったら後ろが先だ、ほらよ!」

 そういった瞬間、新實のごつごつした指が菊座にぬるり、と入ってきた。節くれだった指ならではの独特の違和感と、菊座の中で蠢くむず痒い快感に、夕波は嬌声を上げる。

「後ろに突っ込まれて感じているのか?触れられてもいないのに、こっちの穴から涎が垂れ続けているぞ」

 菊座に指を出し入れしながら、新實は夕波の濡れた花弁に鼻先を近づける。そして絶え間なく淫蜜を零している蜜口に、強く息を吹きかけた。

「はぁん、もっとぉ!」

 新實の息は濡れたひこばえを微かに揺らし、蕩け落ちる淫蜜に小波を立てる。だが息でできることはそれだけだ。なまじ中途半端な刺激は余計に辛さを増してしまう。夕波は不服そうに腰を揺するが、新實はしつこく菊座を指でほぐし続ける。

「もう・・・・・焦らさないでおくれよぉ」

 夕波が根負けして嘆願するが、新實は全く前には触れようとせず、とうとう菊座に差し込んでいた指まで抜いてしまった。

「本当にせっかちな女だ――――――ほら、四つん這いになれ」

 新實は夕波をひっくり返し四つん這いにさせると、ほぐされ、まだ口を開いている菊座に逸物を突き入れた。

「おおうっ」

 新實の強張った逸物を突き入れられた瞬間、夕波は獣のような雄叫びを上げる。その声と同時に新實が動き出した。菊座を擦る少し引きつれた刺激も嫌いではないし、それだけでも充分な刺激だ。だが一番逸物を欲している部分には何も与えられないのだ。さすがに我慢できなくなった夕波は、無意識に片手を己の股間に伸ばそうとするが、それを見とがめた新實に手首を掴まれてしまう。

「そんなに前に欲しけりゃくれてやるよ、淫乱。だが暫くはこいつで我慢しろ」

 そう言うと新實は着物を脱いだ際、近くに放り投げた短刀を手にする。そして何を思ったのかその柄で夕波の花芽と花弁を擦りだしたのである。
 滑らかに仕上げてある鞘とは違い、柄は滑り止めのため柄糸が巻かれている分ごつごつとしているし、ザラザラした鮫皮も巻かれている。そのいびつな形が敏感な部分を擦り上げるのだから堪ったものではない。夕波はあられもない嬌声を上げつつ、自ら柄に花弁をこすりつけ始めた。すると菊座の締め付けも途端に強くなり、新實は一気に絶頂へと突き上げられる。

「・・・・・・本当にお前は好きものだな。ケツに逸物を突っ込まれていながら、柄に女陰をこすりつけるなんて・・・・・・俺好みの淫乱だ!」

 そう叫んだ瞬間、新實は更に強く柄を押し付け、菊座に熱い迸りを放った。だが、夕波はまだ満足していないらしい。新實が果てたにも拘わらず、短剣の柄に自らの花弁と花芽をこすりつけ続けている。
 それに気がついた新實は、己の逸物を菊座に挿れたまま短剣の柄をそのまま蜜壺に突き入れた。新實の逸物よりよりやや太めの柄だったが、夕波の蜜壺はそれをすんなり受け入れてしまう。

「こんなもんまで呑み込みやがって、俺の粗末なもんじゃ満足できねえだろ」

 激しく出し入れしながら、新實は夕波に囁く。だが夕波は短剣の柄を貪欲に貪りながらも、そんなことはないときっぱり言い切った。

「何言っているんだよ・・・・・・男のモンは別腹だよ。だから早く、あんたのモンを・・・・・・ああっ!」

 夕波の求めも虚しく、結局夕波は短剣によって翻弄され、気を遣ってしまう。手足の力を失い、煎餅布団に俯せた夕波の菊座からは新實の白濁が零れ、夕波の内腿を汚していった。



 以前はすぐに回復した新實の逸物だが、最近はなかなか二度目が難しくなっていた。やはり銀兵衛から受けた傷によって体力が無くなっているのだろう。だが、肉体的な衰えと反比例するように、新實の精神は夕波を求めた。

「ちょいと、せめた勃たせてからにしたらどうだい?」

 夕波が萎えた逸物を指さしながら呆れるが、新實は頑なに首を横に振る。

「冗談じゃねえ。このまま眠れるかってんだ。もう一発やらせろよ」

 これでは本当に吉原時代に相手をしていた老人と同じである。あの時は吉原仕込みの手練手管で刺激してやって辛うじて勃たせたが、今回はそれがうまくいくかどうか――――――だが、もう一度精を放出させなければ一晩中まとわりついてきそうな勢いだ。明日の仕事のことを考えると、それだけは避けたい。

「・・・・・・仕方ないねぇ。これは奥の手だからね」

 夕波は大仰に溜息を吐くと、新實を仰向けに寝かせ、力を失った逸物に細い指を絡めた。

「これで勃たなけりゃさっきのお返し――――――後ろの穴に指を突っ込むよ。そうすると、どんな干からびた爺ぃでもおっ勃てることができるんだ。何ならやってみるかい?」

 にやり、と笑いつつ夕波は迫るが、新實は苦笑を浮かべながら首を横に振る。

「そこまで爺じゃねぇぞ、俺は。ほら見てみろ、早速勃ち始めているじゃねぇか」

 確かに新實の指摘通り、逸物には徐々に力が漲り始めていた。だが、完全に固くはならず、半勃ちといったところだろうか。まだ少し柔らかさが残る逸物を更に扱くと、夕波は鈴口を爪でくすぐった。

「これくらいでいいだろ?さっき、この短刀で広げられちまったからねぇ。あんたの半勃ちでも問題ないだろ」

 煎餅布団に放り投げられた短刀を横目で見やりながら、夕波は挑むような目をする。それが不満だったのか、新實は軽く舌打ちをする。

「ちっ、本当に爺扱いだな」

 面白くなさそうに言いながらも新實は夕波の顎を捉え、その唇を貪る。そしてそのまま煎餅布団に押さえつけながら濡れそぼり、緩みきった蜜壺に半勃ちの逸物を捻り込んだ。その必死さに、新實の命の灯火が尽きかけていることを感じずにはいられない。

(だけど・・・・・・腹上死をするようなタマじゃないよね)

 新實の唇を貪りながら夕波は思う。野垂れ死ぬ前に何かをやらかすだろう。果たして自分はそれに付き合うことが出来るのか否か、夕波には、まだ判断がつかない。

(わっちが引導を渡してやることも考えなきゃならないかもね・・・・・・)

 だが、その思考は不意に破られた。不意に新實に舌を強く吸われ、乳房を強引に鷲掴みされたのだ。

「んんっ・・・・・・!い、痛いじゃないか!」

 思わず唇を離し、夕波は新實に文句を言うが、新實は夕波を睨みつけながらドスの利いた声で唸る。

「おめぇ、余計なことを考えていただろう?」

「余計なことって・・・・・・ああ、万が一があったら引導を渡してやらなきゃとは思ったけどさ」

 夕波は悪びれずに思ったことをそのまま告げる。

「でなけりゃ傷が膿んで苦しんで死ぬか、お上に捕まって試し切りにされるのがいいところだろ?遺される方は後味が悪いじゃないか」

「ふん、言ってくれるぜ。だが・・・・・・」

 不意に新實は激しく腰を動かす。いつの間にか完全に力を漲らせた逸物は夕波の蕩けきった蜜壺を穿ち激しく暴れまくる。その激しさに耐え切れず、夕波も獣のような嬌声を上げ続ける。

「安心しろ。おめぇの手を煩わせるほど俺は堕落しちゃいねぇよ」

 まるで自分に言い聞かせるようなその言葉と同時に、新實は夕波の蜜壺に己の精を吐き出す。そしてそれと同時に夕波はひときわ大きな声を上げて絶頂を迎えた。



UP DATE 2015.6.10

Back   Next


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
INランキング参加中。
お気に召しましたら拍手代わりに是非ひとポチをv


  
こちらは画像表示型ランキングです。押さなくてもランキングに反映されます。
(双方バナーのリンク先には素敵小説が多数ございます。お口直しに是非v)

 



情が通じあっているように見えながら、やはり新實と夕波の関係にはどこか緊張感があります。食うか食われるかの肉食獣同士の関係、とでも言うんですかね・・・ちょっとでも相手が弱くなったら即座に喉笛に食らいつくギラギラ感がこの二人にはあります。
今回も最後のほうで新實はそれを感じたようですね。尤もこういう強かさがあったからこそ夕波は新實にここまでついてくることができたんだと思います。でなければ、幸の母親のように夕波も切り刻まれていたでしょうからねぇ(-_-;)ろくでもない悪人、悪女ですが、ここまで徹底するとむしろ清々しくもあったりします(*^_^*)

次回更新予定は6/17、激しい情事の翌日、果たして夕波はちゃんと仕事に行けるのでしょうか?そしてお味噌は買えるんでしょうかwww次回をお楽しみくださいませ♪
(あとついでに、この作品もアルファポリス歴史・時代小説大賞にエントリーしております。手直しとかしていないんで、通常更新時の告知しかしておりませんが・・・宣伝攻勢は次回があったらということで。その前に誤字脱字を直してからだなwww)
関連記事
スポンサーサイト




 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ 3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ 3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ 3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 雑  記
総もくじ  3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ  3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ  3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ  3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 雑  記
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【ボカロ小説 聖龍協奏曲~奏国物語 幕間・皇帝と一角獣の処女5(★)】へ  【烏のまかない処~其の二百七・トクホのビール】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【ボカロ小説 聖龍協奏曲~奏国物語 幕間・皇帝と一角獣の処女5(★)】へ
  • 【烏のまかない処~其の二百七・トクホのビール】へ