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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の百六・奏者番

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時代劇とかでよく登場する『奏者番』ですが、改めてその仕事内容を調べてみるとか~な~り~大変というか面倒くさい事が判りました(^_^;)

その仕事内容とは、年始や五節句、叙任、参勤交代、襲封などで大名や旗本が将軍に謁見するときに将軍に彼らの名前や進物を披露したり、逆に将軍からの下賜品を伝達すること。
要は将軍⇔諸大名・旗本間の伝達なのですが、さらりと目を通していただければお判りのように、諸々の礼式に関わってくるものばかりなのですよ、こういった伝達系って(-_-;)
つまり礼式そのものや、それにまつわる有職故事に精通していなければこのお仕事は出来ないわけなのです。更に諸大名や旗本の名前を披露する必要上、記憶力も良くないといけないという・・・うん、少なくとも教職についていた際、担当していた生徒の名前さえ覚えるのがやっとだったという、私の脳みそでは絶対に務まらないお仕事だな、これは/(^o^)\

しかし中には私並に記憶力の悪い奴も居たようなんですよwww記憶力に自身のない奏者番は大名や旗本の名を掌に書いたり、小さな紙に書いて指の間に挟み、畳に手をつけた時に見て名前を披露するなど、かなり苦労したんだとか・・・ていうか、幕府要職でしょっちゅう顔を合わせている人物ならともかく、『取り敢えず今回紹介されたら次いつ会えるかわからないしぃ』なんていう大名も少なくないわけですよ。そんな人の名前までいちいち覚えていられませんって(>_<)
それだからでしょうか、当初5~8人程度だった奏者番は時代を下るに連れだんだん多くなり、最終的には30人ほどになったそうです(^_^;)

でもこれほど大変なお仕事だからこそのメリットも有ります。それは奏者番になれば老中まで続く出世街道に乗れるかもしれないということ!
奏者番のうち、優れたもの3~4人が寺社奉行を兼任していましたし、老中になるにしても必ず――――たとえ3日だけであっても奏者番を勤めなければならないという不文律みたいなものがあったらしいです。例外は吉宗の孫・松平定信くらいでしょうかねぇ。
またそれだけに『君辺第一の職』とも言われ幕政上の機密事項にも深く関わらざるを得なかったそうです。なので奏者番は血判付きの起請文を提出させられたとか・・・それでも奏者番になって出世したい人は多かったようです。人間の業を感じるなぁ・・・。

次回おぼえ書きは8/3、大目付を取り上げる予定です♪



【参考・引用文献】
お江戸の役人 面白なんでも事典(中江克己著 PHP文庫)


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