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「VOCALOID小説」
日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)

ボカロ小説・日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)42

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瓦礫を超え小田原まで進んできたが、流石にこの周辺になると人の姿は無く、道もだいぶ荒れ果てていた。

「やっぱり車で箱根を超えるのは難しいのかな。少なくともこの道は無理だよね」

眼の前に広がる、そこそこ大きな岩が転がっている道を見ながらメイコは唸る。山道を越えるとはいえ、目の前に続く道は『聖地』に向かうには一番の近道だ。はるか昔、江戸幕府によって五街道に数えられ大学駅伝のコースにもなっていた道だが、その面影は殆ど無い。

「ここがダメだと一旦海沿いに出て天城越えルート、かなぁ」

ただ天城峠も落石その他で塞がっている可能性がある。そうなると大きな伊豆半島をぐるりと一周しなければ西側にいけないだろう。かなり時間がかかってしまう上にその他のトラブルに出くわす可能性も大きくなる。

「できればこのまま突っ切りたいなぁ・・・ん?」 

微かだが、風が奏でる音とは明らかに違う音をメイコの耳が捉える。一瞬野生動物かと思ったが、猿や鹿とは明らかに動きが違う。そしてその物音はどんどんメイコに近づいてくる。

「人間?それとも旧式のヒューマノイド?襲ってくるようには思えない動きだけど」

メイコは護身用のレイガンに手をかけ、音のする方に身構えた。その瞬間、茂みの中から小さな顔が2つ―――人間の少年の顔が現れる。

「こ、子供ぉ?」

まさかこんな場所に子供がいるとは思わなかったメイコは素っ頓狂な声を上げてしまう。そんなメイコに対し、少年らは好奇心丸出しで騒ぎ出した。

「うわっ、マジだ!動いているボカロだ!」

「な?俺の言ったこと本当だろ?動いている『MEIKO』がいるって!』

どうやら彼らは『動いているVOCALOID』を初めて見るらしい。その興奮のまま少年達はメイコに近づいてくる。

「こ、この辺は『中枢』から遠いとはいえ・・・襲われたらどうするつもりなの、あの子達?」

警戒心の欠片も見せず自分に近づいてくる少年らのあまりの無防備さに、メイコは呆気にとられてしまった。





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都市部からだいぶ離れたメイコ達はようやく箱根手前まで来たようです(*^_^*)
しかし『本道』はかなり荒れ果てているようで・・・四駆でも越えられないくらい落石がゴロゴロしているようです(´・ω・`)流石に箱根は越えられないんじゃ?とメイコが諦めようとしていたその時、思わぬ『登場人物』が(゚∀゚)
果たしてこの少年達は敵なのか、味方なのか・・・明日からの連載をお楽しみくださいませ(*^_^*)
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