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「VOCALOID小説」
日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)

ボカロ小説・日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)44

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少年達に案内され、メイコがたどり着いたのは出会った場所から歩いて1時間ほど山奥に入った場所だった。だいぶ古いが丁寧に手入れされた建物が『町役場』らしい。

「この時代に『地上』に住むことができるなんて、羨ましいわ」

メイコは目を細めて感動の声を上げる。

「『中枢』の近くでは地下のかなり深いところに潜んでいないと襲われるのよ。実際私達が住んでいたアジトは襲撃を受けてしまったし」

「そうなんだ・・・もしかして後部座席にいたリンとレンもその時に?」

「うん。だから修理を頼みに『聖地』に・・・」

と、メイコが言いかけたその時、町役場から一人の大人が出てきた。年齢は30代くらいだろうか、背が高い男性でメイコの姿を見ると少し驚いたように目を見開いた。

「タケシの言っていたことは本当だったようですね。まさか『生きているボカロ』を目の当たりにするなんて」

「もしかして、あなたが町長さん?」

あまりの若さにメイコが驚きの声を上げるが、男は苦笑いをしながら首を横に振った。

「残念ながら。私は助役のマナブと言います。話によると箱根越えを考えているとのことですが」

「はい。国道は落石で進めそうもなくって」

メイコの訴えに助役のマナブは小さく頷いた。

「確かに大きな道路は政府の侵入を防ぐためにわざと落石をそのままにしてありますからね。私達が普段使っている道を教えて差し上げても良いのですが・・・」

その瞬間、マナブの表情が険しくなる。

「あなたが政府の諜報でないという証拠を見せてもらいましょうか。こちらとしては1000人余の仲間の命がかかっていますのでね」

厳しい声と共に手に収められているのはかなり大きなレイガンだった。車一台くらいは軽く破壊できるパワーはあるだろう。
マナブの豹変ぶりに傍にいた少年達は驚きを見せるが、メイコは妙に納得した表情で頷いた。

「そりゃそうよね。私としても証明はしたいんだけど」

脳内データを読み取る機械でもない限りそれは難しいだろう。だがマナブから返ってきた返事は思わぬものだった。




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町役場に案内されたメイコですが、流石にヒューマノイドは警戒されてしまうようです(>_<)
そりゃあそうですよね~。よそ者というだけでも慎重にならざるを得ないのに、それがヒューマノイドともなれば、助役として警戒するのも当然でしょう(-_-;)
それに対し、メイコもむしろ当然だと思ったようで(^_^;)できることなら自分の潔白を証明したいところですが、そのような設備がこの山奥にあるのか甚だ怪しい・・・。しかしマナブは思わぬ発言をしたようで。詳細は明日からの連載をお待ちくださいませm(_ _)m
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