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「VOCALOID小説」
日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)

ボカロ小説・日出ずる国の暗黒郷(ディストピア)57

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最終チェックの後、着替えを済ませたメイコはリンやレンが入っている部屋へと案内された。

「昔は集中治療室があったはずよね?それとは違う部屋なの?」

昔の記憶を辿りながら、メイコは案内ロボに尋ねる。すると案内ロボはまるで感情があるかのように怪訝そうに小首を傾げた。

「集中治療室、ですか?そのようなものは現在はありませんが・・・言ってしまえばどの部屋でも『特別な修理』は可能ですよ」

「あら、そうなの?じゃあリンとレンもそういう部屋で修理をしているのかしら」

「はい。まだ暫く時間はかかると思いますが・・・こちらの部屋です」

案内ロボの言葉と共に壁が左右に開いた。どうやらそこがドアだったらしいが、人間より遥かに優れた視力を持つメイコでさえその境目はわからなかった。やはりセキュリティの関係で入り口をわかりにくくしているのだろう。感心しながらメイコは案内ロボの後に付いて部屋に入る。

「あっ!めーちゃんだ!!もうメンテ終わったの?良いなぁ、もう動けて」

部屋に入った瞬間、元気な声がメイコの耳に飛び込んでくる。その音量の大きさにメイコは思わず耳を塞いだ。

「ちょっとリン・・・まだ声量の調整が難しいかもしれないけど、大声出しすぎでしょう」

「え?そんなことはないよ!これでもだいぶ音量調節はできるようになったんだから」

弾む声で返事をするリンだったが、その姿は異様なものだった。奇跡的に破壊部分が無かった頭部、そこから繋がるラインの先には修復のため基幹部がむき出しになった胴体が見える。
ただ胴体は基幹部がむき出しになっており、マシン・アームがせわしなく修理にあたっていた・そのスピードは人間の10倍ほどだろうか。しかし未だリンの修理が終わっていないところを鑑みると如何にリンが激しく破壊されていたか理解できる―――そうメイコが思った時である。

「レンも私ほどじゃないけど修理が進んでるよ。ね、レン!」

リンの言葉にメイコはリンの視線を追いかける。するとそこには苦笑いを浮かべたレンがいた。どうやら会話に入る機会を逃してしまったらしい。そんなレンにメイコは母親のような笑みを向け、近づいていった。





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時代が下った分、メンテナンス・修理の技術はだいぶ進化しているようです(*^_^*)基本的にどのメンテナンス・ルームでも最上の技術を受けることができますし、スピードも昔に比べ2倍~10倍になっているみたいで・・・なおこの『10倍』はリンが急かしての速度です(^_^;)頭部が無事だったので『動かせるものは動かせる状態で』とそのままにしていたのが運の尽き、口が達者なリンが急かしまくる急かしまくるwww『聖地』側もこれには苦労したと思われます/(^o^)\
一方レンの方は男の子ですし、皆を率先して守っていた分リンよりも重傷のはず・・・彼の治療状況に関しては明日からの連載にて書かせていただきますm(_ _)m
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