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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の三百十一・昭和初期の家計調査

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今は5年に一度くらい?の割合である家計調査ですが、これが日本で最初に行われたのは大正15年~昭和2年だったそうです。なお昭和元年は7日間だけしかありません。
この時の調査結果ですが世帯人員4.2人、世帯主収入93円19銭、家族収入合計113円62銭だったそうです。やはり一世帯100円前後、というのが平均だったんですね(*´ω`*)

政府が都市勤労世帯の本格的家計調査を始めた理由ですが、『主要国の中で生計費指数を発表していないのが日本だけ』だったことと、『最低賃金を決める』ことだったそうです。
ただ、戦前は経済界の反対もあって例外を除き最低賃金は設定されなかったとのこと(´・ω・`)海運などの個別業界での労使合意はあったようなんですけどね~。それと労使側の要求としては月額75円という水準は提示されていたようです。
なお最低賃金が設定されるようになったのは皮肉なことに戦時体制になってからとのこと・・・気合と根性じゃ人間働かない、ってことなんでしょうか(-_-;)

話を家計調査に戻しますが、政府は昭和6年以降に毎年家計調査を実施するようになります。どうやらデフレ&不景気の状況を把握したかったらしい・・・。
その調査結果ですが、一世帯の家族収入合計が86円47銭・・・113円だった大正15年の調査と比較して24%も落ち込んでいたという(@@)なおこの状況から100円を回復するのは日中戦争開始翌年の昭和13年で、翌昭和14年に大正15年とほぼ同水準の115円42銭に回復しました。
戦争特需による好景気、ある意味現代のオリンピック景気によく似ていますよね。というか良くも悪くもイベントによる好景気に頼らざるを得ない日本経済って・・・どうなんだろ(^_^;)




【創作関連】
家計調査―――事情がわかっている現代でさえ『面倒くさい』『自分の家計が覗き込まれるみたいでイヤ』という人が多いのに、よく調査に協力してくれる人がいたなぁ、と感心してしまいました。それともだいたい皆似たり寄ったりだから覗かれても平気、と思っていたのかしら(・・?
家計調査で出た数値の動きも気になるところですが、初めての家計調査を人々がどのような気持ちで受けたのか、また調査項目はどのようなものだったのか、そのへんを覗き・・・もとい調べながら、調査のドタバタ劇を書いていきたいな~と思います(*^_^*)
(昔の家計調査には確か3日間の食卓のメニューなんかも書く項目があったはず・・・そのへんも見てみたいかも((o(´∀`)o)))


【参考・引用文献】
「月給100円サラリーマン」の時代(岩瀬 彰 著  ちくま文庫)


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