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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の三百二十・昭和初期の家計事情 少年たちの賃金事情

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月謝の滞納も3~4ヶ月くらいは大目に見てくれた学校側でしたが、それでも家庭の事情で中途退学を余儀なくされる貧民街の子どもたちは少なくなかったようです(´・ω・`)
そんな子どもたちの働き口はどんなものだったのか・・・今回はそれを紹介していきます。

先週紹介した加太氏によると『中途退学した者は工場へ見習工に行くか商店へ住み込んで働いていた。見習工は日給40銭で10時間労働、住み込み店員は朝暗いうちから夜更けまでこき使われて月給5円が相場だった。それでも家計の足しになるから少年たちは働いたのである』とのこと。現代のようなちゃんとした労働法が無かった時代、子供も働かされていたというのも問題ですが、『半人前』ということでかなり安い賃金で働かされていたようです(>_<)

内閣統計局の工場労働者賃金調査では昭和6年の工場労働者の一日あたり平均賃金は1円87銭。当時は月曜日~土曜日まで働いていましたから週6日、4週間働いたとしても月収50円に届きません(>_<)
しかし見習工ではこれよりも更に賃金は安く、この1/4~1/5しかもらえなかったとのこと。それでも週6日働けば10円以上になったはずなのですが、実際はそんなには払ってもらえなかったようです(´・ω・`)
また年季奉公では衣食住は与えられるものの、一ヶ月に小遣いとして3~5円支給されるだけ。かなりの長期にわたる年季を勤め上げれば開業資金を渡してくれるが、途中でやめれば涙金程度で解約されたそうです。

仕事を教える=教育と考えると、それにもお金がかかりますから賃金が安くなる、というのもわからなくはないのですが・・・やっぱり働いた分の賃金は支払ってほしいですよね。行政側はこの事を問題視していたようですが、雇用主の意識は全く変わらなかったようです。



【創作関連】
少年の労働問題―――これは産業革命を迎えた国共通の問題だったようです。私は学校の授業でイギリスの少年労働の例を教わりましたが、日本でも同様の問題があったようで(´・ω・`)どうしても資本家は儲けを第一に考えてしまうので、安い賃金で雇える子供を狙うのでしょう。このネタで・・・となるとちょっと私には難しいかなぁ(´・ω・`)切ないものに偏ってしまいそう。

話は変わりますが、次回の『おぼえ書き』では再び加太少年&大酒飲みのダメおやじの話を取り上げます。当時『カード階級』なるものがあったとか・・・いわゆる生活保護世帯みたいなものらしいのですが、その辺も書かせていただきますね(*^▽^*)




【参考・引用文献】
「月給100円サラリーマン」の時代(岩瀬 彰 著  ちくま文庫)


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