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「雑  記」
烏のおぼえ書き

烏のおぼえ書き~其の三百二十七・昭和初期の着物事情 結婚衣装のお値段は?

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作業着としては認められつつあった洋服ですが、礼装としてはどうだったのか―――実は『婦人之友』では結婚費用特集で洋服での婚礼費用の資産も出しております(≧∇≦)/
丸ビルにあった『メーフェア』というブディックの調べですが、以下のようになっております。

サテンのウェディングドレス 75円
絹のベール  30円
下着のスリップ 8円20銭
絹の靴下 3円50銭
靴  25円

価格的に見ると仕事着より少しお高めくらいかな~といった感じですが、これくらい出せば帝国ホテルでの披露宴でも恥ずかしくなかったとか。なお着物で同レベルのものとなると700円くらいの式服になってしまったとのことです(-_-;)
お手頃価格だけど決して恥ずかしくない、そんな洋装の婚礼衣装でしたが、それでも『洋服では出るところに出られない』という抵抗勢力の壁は厚かったようで(^_^;)
親戚らが色々ウルサイ、だけどお金は節約したい、という人のために婚礼用の貸衣装がありました。こちらは仕立ておろしの一揃いに帯も含めて振り袖50円、留袖30円、お色直しもと考えると100円以下で何とかなったようです。

次回は洋装の『モダンガール』と『純和風の着物の婦人』らの社会的な見られ方について紹介していきます(*^_^*)



【創作関連】
洋装の婚礼衣装が意外と安かったことに正直驚きました(゚∀゚)ウェディングドレスだけなら若い女性のお給料だと3ヶ月分くらいですかね。その他の小物を入れても女の子の半年分のお給料をつぎ込めば、帝国ホテルで式を行っても恥ずかしくないくらいのゴージャスなウェディングドレスを着ることが出来たそうです。普段着とあまり値段が変わらないということは、全体に占める材料費は少ないのかな・・・殆ど職人さんの人件費なんでしょうね。そう考えると当時の職人さんはその腕をきちんと評価されていたのかもしれません。
(アパレルの職人をやっている友人の現状を見ると現代の評価は・・・と嘆きたくなる(´・ω・`))
そしてもし小説を書くとしたら『華やかなウェディングドレスで結婚式を挙げたいヨメ』と『結婚式は着物に決まってるだろうと言い張る旦那の親族の姑軍団(おばさんたち)』をやりたいかな~と。なお本当の姑は板挟みで苦労すると思われます(^_^;)




【参考・引用文献】
「月給100円サラリーマン」の時代(岩瀬 彰 著  ちくま文庫)


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