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「VOCALOID小説」
オワリとカイト

ボカロ小説 オワリとカイト5

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「いくら『戦時中』って言っても四六時中戦っているわけじゃないし、膠着状態になることもあったんだ。そんな動くに動けない状況の時、マスターが『まだ使われていない戦闘能力があるかもしれない』と聖地から送られてきていたマニュアルを読み漁りだしたんだ」

「へぇ~。勉強熱心な方なんだね」

感心したようにリンが声を上げたが、大井川のカイトは苦笑いを浮かべながら首を横に振った。

「リーダーという『職業』は結構暇でね。皆が仕事を奪ってしまうからマスターは俺の『未知の戦闘能力』を探しだそうとしたんだと思うよ」

「確かにリーダーは指示出し役だもんね。にしても・・・戦闘能力を探していたのに何故それが歌に?」

「うん。どうやらマスターは俺のベースがVOCALOIDだってことが気になったらしくてね。音波攻撃が可能なんじゃないかって思ったらしく、俺の『喉』をいじりだした」

大井川のカイトは何かを思い出したのか、クスクス笑いながら話を続ける。

「流石の『聖地』も音波破砕機を俺の喉に仕込むなんて荒業はできなくてね。VOCALOIDとしての『喉』はそのままだったんだ。俺としてはマスターはがっかりするものだと思っていたんだけど・・・」

「いたんだけど?」

思わせぶりな大井川のカイトの物言いに、子供達やリンが身を乗り出す。

「いたんだけど、マスターは全然凹むこともなく、『折角VOCALOIDの喉を残してもらえたんだから』って作詞作曲を始めたんだ。昔の楽曲を参考にしてさ」

「昔の楽曲を参考にって・・・それで作曲ができちゃったの?本当に何でもできるのね、オワリさん!」

「そりゃそうさ。俺のマスターだもの。そして楽曲を作ったら作りっぱなしにはせずに・・・」

誇らしげに胸を張りながら、大井川のカイトは更に続ける。

「どうせなら日本全国に散らばっているレジスタンスの仲間の士気を鼓舞しようと、敢えて政府にも見つかりやすいオンラインにMVを載せたんだ。あっという間に見つかってしまったけど」

かなりの効果はあったよ、と大井川のカイトは付け加えた。



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転んでも、ただでは起きないレジスタンスのリーダー・オワリです(^_^;)
暇を持て余し、パートナーの性能を調べ始めたまでは普通ですが、自分の求める性能はなくても『あるもの』を活用してしまうとは/(^o^)\
何を思ったのか、作詞作曲を始め、仲間を扇動するための楽曲を作ってしまったのですwたぶん関東の仲間が聞いたのはその楽曲でしょう。
明日からの連載では発表された楽曲を聞いた側の話をしていこうかと思います(*^_^*)
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