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運び屋アレク Page2

運び屋アレク 危機からの脱出・4

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「了解。『ムニン』先導の下、太陽系方向への避難を始める。ところで医療チームとの合流は何分後に?」

「遅くても10分30秒後には合流できる予定だ。速度は速度0.5光時のまま落とす必要は無い。フルヴィジョン・システムがあればすぐにでも治療は出来るがさすがに・・・・・。」

「あ、フルヴィジョンならカッツェに設置しているから使えるぜ。しかし、医療行為レベルの操作を行うとなると軍艦の運転をしながらじゃ無理だよなぁ。そちらのHOPCで『ケイロン』及び他の軍艦のオペレーションが出来る奴を借りることは出来るか?」

アレクの言葉に警察隊が少し驚きを含んだ反応を示す。

「近距離貨物のパイロットがHOPCにフル・ヴィジョンをインストールしているなんて珍しいな。OK,軍艦の操縦は『ムニン』にやらせるから、すぐに医療チームとラインを繋げてくれ。」

確かにフル・ヴィジョンシステムを導入している近距離ドライバーは珍しかったが、下心から導入したとはさすがに言えずアレクは苦笑いを浮かべて適当にお茶を濁した。そしてすぐさま『ケイロン』のコントロールをカッツェから『ムニン』に切り替える。
そしてカッツェがフル・ヴィジョン回線を開いた途端人間、HOPC,その他ロボットを含めた百人近くの医療スタッフが避難民の目の前に不意に現れたのである。
「我々は辺境警察隊医療スタッフです!体調が悪い方はどちらですか?」

団長らしき、中年女性が声を張り上げた。

ホログラムとは思えない、医師達のリアルさに避難民達は一瞬呆気にとられたが、すぐに我も我もと手を挙げ始めた。そしてアレクの方へも『ムニン』からのアクセスがある。

『あれくせい・ゆーり。コチラハ『むにん』、コレカラ軍艦おぺれーしょんヲ開始シマス』

その瞬間、強力な重力子で引っ張られるように『ケイロン』他、連なっていた軍艦達は『ムニン』のオペレーションによって動き出した。カッツェの繊細なオペレーションと比べると乱暴さは否めないが贅沢は言っていられない。避難船は準光速に近づきながらプロキシマを離れていった。



(5/22~5/28 twitterにて掲載)

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ようやく警察隊オペレーション船・ムニンの先導によりアレク達は危険地域から脱出することが出来ました。しかも準光速というとんでもない速度で(笑)。これで何とかプロキシマ・ケンタウリ政府軍から逃れることができそうです。

アレクのほうもとりあえず6月いっぱいを目処に一旦けりを付けたいんですけどねぇ(遠い目)。暗殺者・ボリスの件以外はあと一ヶ月で終わらせたいと思います。(可能ならば・・・・・あの暗殺者はターミネータ的にしぶとそうなので、もう少し間を置いてから書きたいと目論んでおりますv)

明日からの連載はこの事件の最終的な顛末『脱走成功、そして新たな貨物船』の章になります。
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