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「横浜慕情(大人向け)」
横浜慕情~虔三郎と結衣

横浜慕情 白蛇の恋・其の貳

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情熱のまま重ね合わせた唇をゆっくりと離し、虔三郎は結衣の顔を覗き込んだ。障子越しに差し込む月明かりに照らされ、結衣の小さな顔が仄かに浮かぶ。微かに開いた結衣の唇がまるで虔三郎を誘うかのように月明かりに艶めき、それに吸い寄せられるように虔三郎は再び己の唇を結衣の唇の上に落とした。心なしかいつもより結衣の唇が熱を帯びているような気がする。その心地よい熱をさらに貪るように、虔三郎は舌で結衣の唇をそっと割った。

「ん・・・・・。」

 結衣が甘い呻き声を漏らす。その声に煽られたのか、虔三郎の舌は結衣の口の中で暴れまくり結衣の舌を絡め取った。いつもなら虔三郎のなすがままの結衣だが、今日はいつもとは違かった。何と結衣の方からも積極的に虔三郎の舌を吸ってきたのである。
 いつにないその積極性に少し驚きはしたものの、普段大人しすぎる結衣がこれほどまでに自分を求めてくれることに嬉しさがこみ上げてくる。しばらくの間虔三郎は結衣のぎこちない舌技を堪能した後、呼吸を見計らいながらゆっくりと唇を離した。

「結衣・・・・・・愛している・・・・・。」

 愛している--------------この言葉はつい最近若者の間で使われるようになった告白の言葉であった。手垢の付いた従来の好いた惚れたでは結衣への気持ちを表現することはできない。虔三郎は月明かりに濡れる結衣の瞳を見つめながら、まっさらな己の気持ちをぶつける。

「私も・・・・・・虔三郎様を・・・・・愛しております・・・・・。」

 結衣も虔三郎と同じ気持ちを抱いていたのだろう。切なげに訴えると、虔三郎の背中へ華奢な腕を回した。
 虔三郎の口から原善三郎の話が出てからの日々は本当に不安だった。そして自分にとって虔三郎がいかに大きな部分を占めていたか思い知らされたのだ。

--------------愛おしい。

 妾の立場でありながら、抱いてしまった大それた想いに結衣は苦しんだ。一週間も妾宅にやってこない虔三郎の心離れに--------------もっともこれは誤解だったのだが--------------苦しみ、花街で抱いているだろう、名も知らぬ娼妓に嫉妬した。恋心さえ知らなければ、以前虔三郎に抱かれたように恐怖こそ感じても苦しさは感じなかっただろう。だが、結衣は虔三郎を愛してしまっていたのだ。
 絶対に虔三郎の傍にいたい。例え振り向いて貰えなくても・・・・・一週間かけてようやく決意したが、それさえ悲しく、涙を流していたところに虔三郎が帰ってきたのだ。妾の立場で自分勝手な恋心を主人である虔三郎に押しつけてはいけないと思いつつ、押さえきれない想いが零れてしまったのである。

「だから・・・お願いでございます・・・・・ずっと、傍に・・・・・置いてくださいませ。」

 結衣の腕に力がこもった。思えばいつもは虔三郎が押さえつけるように結衣を抱くためこんな風に結衣が虔三郎を抱くように腕を回すのも初めてかもしれない。その心地よい暖かさに虔三郎は陶然とする。
 愛されている--------------たったそれだけの事だが、その事がいかに自分に自信を持たせるか今までの虔三郎は知らなかった。今なら原からだろうが、天子様からだろうが結衣を護りきることができる気がする。

「結衣・・・・・お前は俺のものだ・・・・・・これからも、ずっと俺の傍にいるんだ。死ぬまで・・・・・・いや、死んでからだっておまえを離す気はないからな。」

 虔三郎は結衣の耳許で囁き、そのまま結衣の耳朶を舐った。

「はあっ・・・・ん・・・・。」

 くすぐったさを伴ったその愛撫に結衣は虔三郎の腕の中でびくん、と身体を跳ね上げる。いつも以上に敏感に反応を示す結衣に虔三郎は気をよくし、首筋から胸許へゆっくりと指を這わせながら結衣の着物の袷を緩めていった。
 結衣の身持ちそのままの固い着付を強引に押し広げると真っ白い、小振りな乳房が顔を覗かせる。そしてそのふくらみを彩る桜色の突起は、固くしこり、あえかな頂きの上で小刻みに打ち震えている。その様子はまるでこれから与えられるであろう快感を予想しているようであった。虔三郎はその期待に沿うように桜色の頂きを口に含み、軽く吸い上げる。

「ああ・・・・そこっ・・・・・は・・・・。」

 虔三郎が結衣の乳首を吸い上げた瞬間、結衣は過剰な反応を示した。元々敏感なたちだがここまでの反応を示したことは滅多にない。やはり気持ちの問題--------------互いに想い、想われていると知ったからこその安心感から来るものなのかもしれない。虔三郎はまるで赤子のようにしつこく結衣の乳首を吸い上げ、そしてもう片方の乳房を下から揉み上げながら指先で桜色の突起を転がしはじめた。



 虔三郎が結衣の乳房のむしゃぶりつき始めてからどれくらいの時間が経ったのだろうか。背中に回されている結衣の手にほんの少しだけ力がこもる。乳房からなかなか先に進まない虔三郎に焦れているらしい。

「俺が・・・・・欲しいのか?」

 結衣の乳首から名残惜しそうに唇を離した虔三郎が意地悪く囁く。その言葉に結衣は己のしたことに気がつき、恥ずかしげに俯いてしまった。これが月明かりでなく、ランプの灯の下だったら確実に真っ赤になっているのを見て取れただろう。

「どうなんだ、結衣。言わなきゃここで止めちまうぞ。」

 言いたいことは解っているが、それでも結衣の口から自分を求めているという言葉を聞きたかった。虔三郎はわざと愛撫の手を止めてしまう。そんな虔三郎を結衣は恨めしげに睨むが、それさえも甘美な媚薬でしかない。

「ずるい・・・・・です。こんなに虔三郎様を・・・・・・求めておりますのに・・・・・。」

 初めて聞く、結衣の拗ねた口調に愛おしさを感じ、虔三郎は強く結衣を抱きしめた。

「じゃあ遠慮はしないぞ・・・・・・明日、足腰立たなくなるのは覚悟しておけ。」

虔三郎は結衣の腰に腕を回し、結衣の帯の結び目を探りながら膝で結衣の脚を割る。滑らかな内腿が露わになり、虔三郎はズボン越しに己の膝で結衣の内腿をなぞりあげた。

「ふぁ・・・・っ・・・・・・。」

 布越しの、もどかしい愛撫であったが結衣には充分だったらしい。甘さを含んだ喘ぎ声と共に、虔三郎の身体に回された結衣の手に強い力がこもる。その反応に虔三郎は、結衣が恥ずかしさのせいで快感を押し殺している事に気がついた。

「遠慮することはないんだぞ・・・・・ここには誰も近づきはしない。」

 虔三郎は膝で愛撫を続けながら結衣の帯を解き、くすくすと笑う。

「遠慮なんて、して・・・・・・・あんっ。」

 虔三郎の言葉に抗議しようとした結衣の言葉は、虔三郎の愛撫に散らされてしまった。帯から離れた虔三郎の指はくすぐるように結衣の脇腹で蠢き、翻弄する。そしてその指はさらに秘められた場所へと進んでいく。堪らないのは結衣であった。ほとんど服を脱いでいない虔三郎に対して結衣は帯まで解かれ、腰巻きも脚の付け根までたくし上げられてしまった状態である。そして虔三郎の責めはこれからが本番なのだ。自分ばかりが快楽を貪っている状況に結衣は我を取り戻そうとするが虔三郎はそれを許さなかった。

「やぁっ・・・・・そんなにされて・・・・・しまっ・・・・・ああっ!」

 虔三郎の指が結衣の敏感な花芽を捉え、優しく擦り上げた瞬間、堪らず結衣は激しい嬌声を上げてしまう。

「これくらいで終わるなんて思うなよ。俺はおまえを・・・・・手放す気はないんだから。」

 虔三郎は結衣の反応に気を良くし、愛撫を続けながら身体をずらすと、結衣の脚の間に陣取る。そして結衣の細い腿を抱えると、脚の間にある秘やかな部分に唇を付けたのだ。そして間髪入れずに充血し、ぷっくりと膨らんだ花芽をちゅるり、と吸い上げる。

「だめっ、そんなところ・・・・・・ああっ、やあっ!」

 まさか秘所を口で嬲られると思いもしなかった結衣は慌て、虔三郎から逃れようとするが、虔三郎の力に、否、それ以上に虔三郎から与えられる今まで知らなかった強い快感に動けなくなった。虔三郎の頭を除けようと茶褐色の髪に差し込まれた結衣の指も快感に震え、抵抗する力を無くしてゆく。

「だめ・・・・・ぇ・・・・・かん・・・・にん・・・・・。」

 抵抗する声がますます欲情に潤んでゆく。そんな結衣をさらに翻弄するように、虔三郎はさらに結衣を責め立てた。舌で花芽を舐め上げながら吸い上げたり、秘やかに息づく花弁に軽く歯を立てたりして結衣を啼かせたかと思えば、今度は蜜壺の入り口に舌を差し入れたりする。

「かわいい声で啼きやがって・・・・・もっと啼かせたくなるじゃないか、結衣。」

 虔三郎はわざと花芽を口に含んだまま結衣を煽った。喋る度に花芽や花弁に当たる舌や歯、唇の刺激がさらに結衣を翻弄していく。虔三郎自身、知識はあったが女性に対してこの様な愛撫をするのは初めてであった。こういう愛撫は昔の田舎侍がやるものだと侮蔑していたが、本当に愛おしい者を前にしてはその侮蔑さえどこかに吹き飛んでしまうようだ。結衣の全てを味わい、貪りたいという想いから自然に出てしまった行為であった。

「け・・・・んざ・・・・ぶろう・・・・さまぁ・・・・・。」

 強すぎる快楽に涙声になりながら、結衣は訴える。その声、そして舐めても舐めても溢れ出してくる熱い蜜の量からするとだいぶ昇り詰めているようだ。そしてそんな虔三郎自身もすでに限界間近であった。虔三郎は一旦愛撫を止め、素早くズボンを脱ぐ。

「お前があまりに色っぽく啼くからもうこんなになっちまったじゃないか。」

 虔三郎は結衣を恥ずかしがらせるようにわざと下帯を持ち上げている逸物を結衣に見せつけた。

「そ・・・・・んな・・・・・。」

 さすがに恥ずかしがって顔を背けてしまった結衣の手を取り、虔三郎は己の逸物を触らせる。下帯越しでも判る脈動に、結衣は恐る恐る逸物をさすり始めた。

「遠慮なんかしないで、引っ張り出しても良いんだぞ。」

 虔三郎は冗談半分に結衣をからかう。さすがにそこまで積極的にはなれないだろうと高をくくっていたのだが、結衣は虔三郎の言葉に素直に従って下帯の横から虔三郎の逸物を引っ張り出し、直接擦り始めたのだ。思いもしなかった積極的な行動に一瞬面食らった虔三郎だが、結衣の指のしなやかさ、そして己の逸物を優しく包んでくれる柔らかさに眼を細め、身を任せる。

「こんな感じで・・・・・よろしいのですか?」

 虔三郎の逸物を擦りながら結衣が心配そうに尋ねる。ここまで積極的な愛撫を普段することがないだけに不安なのだ。だが、虔三郎は結衣の髪を撫でながらにっこりと笑った。

「勿論良いに決まっている。でなければここまで先走りなんて出ない。」

 確かに虔三郎の先端からは透明な先走りが滲み出て、結衣の手を濡らし始めている。それは同時に虔三郎の我慢の限界が近いことも示していた。虔三郎はやんわりと結衣の手を逸物から離させると、熱く潤んだ結衣の蜜壺のとば口へ己の怒張の先端を宛がった。

「そろそろ挿れるぞ、結衣。」

 結衣の脚の間に陣取っていた身体をずり上げ、上体を倒しながら囁いた虔三郎の首に、結衣の腕が回される。

「お願いでございます・・・・・・もう・・・・・耐えられませぬ・・・・・。」

 まるで白蛇のように虔三郎に纏わり付く結衣を、さらに強く抱きしめ、虔三郎は熱く蕩けきった結衣の蜜壺に熱棒を突き挿れた。



 人というのはどこまで一つになれるのだろうか。互いの身体に腕を絡ませ、深い接吻をしながらの情交でもまだ足りないと虔三郎は思う。

『食べてしまいたいほどかわいい。』

 そんな言葉があるが、それはまさにこういう事を言うのだろう。結衣を喰らい尽くし、全てを己のものにしてしまいたい強い欲情が虔三郎の身体を駆け巡っていた。
 結衣もまた虔三郎と同じ気持ちを抱いていた。虔三郎の全てを己のものにしたい、そして離したくない--------------その想いは結衣の意識より身体に表れていた。打ち込まれる虔三郎の逸物を結衣の蜜壺は柔らかく、しかし強く絞り尽くすように包み込んでゆく。そしてその蠢きは虔三郎にとっても心地よいものであった。

「結衣・・・・・結衣・・・・・。」

 熱に浮かされたように結衣の名を何度も呼びながら、さらなる快感を得ようと腰を激しく打ち付け、結衣を貪る。

「けん・・・・ざぶろう・・・・・さまぁ。」

 甘い声で虔三郎の名を呼びながら昂ぶってゆく結衣をさらに強く抱きしめ、虔三郎もまた一緒に昇り詰めていく。限界が目の前に迫り虔三郎の腕にさらに力がこもった。

「いく・・・・ぞ、結衣!」

 その瞬間、結衣の嬌声が部屋に響き、熱い迸りが結衣の中に吐き出される。その熱さは徐々に熔け、二人を一つに結びつけるかのようであった。

「結衣・・・・・愛している・・・・・・。」

 どくどくと、結衣の膣内に熱い精を吐き出しながら、虔三郎はうわごとのように結衣の耳許で囁く。柔らかな月明かりと青葉の香りが包み込む中、二人が本当の意味で結ばれた夜であった。



UP DATE 2010.06.01

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ようやく・・・・・ようやく書けました~ホンバン一発!(すみません、品が無くて・苦笑)
原善三郎との会談の前にようやく身も心も本当の意味で結ばれました。ですが、問題は山積みなんですよね~。
原との会談は勿論なんですが、実は次回原の所に乗り込むために着ていく着物を『明豊堂本家』、つまり長兄の店で見繕うとするのですよ、虔三郎は・・・・・。ちなみに裏設定では義姉とはまぁまぁうまくやっているけど、長兄は怖いのでできるだけ顔をあわせたくない事になっております。さぁ、無事長兄に見つからず『勝負服』を見立てることが出来るのか?次回をお楽しみ下さいませv

次回更新は6/8、上記通り勝負服の見立て&うまく長兄の目をかいくぐれるかどうかがメインとなります。
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