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「横浜慕情(大人向け)」
横浜慕情~昌憲と亜唯子

淫夢の中で~横浜慕情 昌憲と亜唯子の章・其の伍

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滝沢が重たい瞼を開くと、そこは墨を溶かしたような暗闇の中だった。

「確か・・・・・龍太郎伯父の家で寝ていたはずだが。ランプは?」

 いつ、何があってもすぐに行動に移せるよう滝沢は夜でもランプを付けたまま寝るし、今夜は晴天の満月だ。戦場での野宿であっても、こんな暗闇はあり得ない

「夢・・・・・なのか?」

 自分の身体を見回すと着ていたはずの寝間着は着ておらず、代わりに軍服を身につけている。夢ならば、もう少し気の利いた服を身につけても良いだろうにと苦笑するが、ある意味一番馴染んだ、自分らしい服でもある。滝沢は自分の身体に変調がないか確認すると、そのまま暗闇の中を動き出した。



 暫く歩くと滝沢は一つの扉に突き当たった。扉の向こう側から人の気配は何となく感じるものの、殺気は感じられない。意を決して扉を開けてみるとそこは薄暗く、湿気のこもった地下室であった。元々は倉庫か何かだったのだろうか。朽ちかけた麻袋が無造作に積み上げられている。

「ここは・・・・・先の戦争の駐屯地か。」

 滝沢はこの場所でスパイだったロシア女から情報を引き出したことを思い出した。すっかり忘れていた場所が何故夢に出てくるのか判らぬまま滝沢は一歩、また一歩と奥へと進んでゆく。

(人の気配はするが・・・・・一体どこから?)

 滝沢は辺りを慎重に探ってゆく。すると、麻袋の陰に何者かが寄りかかっているのに気がついたのである。その華奢な姿、すらりと伸びた脚を見る限り、その人物はどうも若い女性のようだ。

「誰だ!」

 女性とは言え、中には訓練を受けた暗殺者もいる。後れを取っては軍人の恥とばかりに滝沢はわずかな油断も見せずに身構えた。

「・・・・・・・。」

 その声に驚いたのか、麻袋に寄りかかっていた女性はびくりと身体を震わせ、恐る恐る滝沢の方を振り向く。その恐怖におののく表情を見た瞬間滝沢は驚愕した。

「あ・・・・・亜唯子!」

 それは滝沢が愛して止まない従妹の亜唯子であった。



「昌憲従兄さま・・・・・。」

 大きな目に涙を溢れんばかりに溜ながら、亜唯子は滝沢を見つめる。その身体にはきつく縄で縛られており、立つこともままならないらしい。亜唯子は縛られたまま滝沢の方に身体を近づけようともがき始めるが、もがけばもがくほど自由がきかなくなってゆく。

「どうしたんだ、亜唯子。」

 滝沢は近寄って亜唯子の縄を解こうとするが、何故だかなかなか解くことが出来ない。

「亜唯子、大人しくしてろ。でないと怪我をするからな。」

 滝沢はナイフを取り出し、縄を断ち切ろうとするが、縄が切れるどころか何とナイフの刃が折れてしまったのである。

(そうか----------これは夢・・・・・。)

 亜唯子をがんじがらめにしているのは自分の亜唯子へ対する想いが形になったものなのだろう。それだったら解くことも、断ち切ることも出来るはずがない。きっと昼間の抱擁、そして接吻で昂ぶった気持ちがこんな夢を滝沢に見させているのだ。だったらその気持ちを鎮めれば夢は覚めるはずと滝沢は判断した。

「亜唯子・・・・・苦しいか?」

 滝沢はおびえる亜唯子を抱きしめる。なまじ堅く縄で縛られている分、亜唯子の身体の柔らかさが強調され、抱いてはいけないと思いつつ滝沢は欲情に駆られる。

(いくら夢だからって・・・・・・いや、夢だから許されるのか・・・・・。)

 腕の中の亜唯子は滝沢を信じ切って滝沢に身を任せている。夢ならば自分の想いを遂げることも許されるのではないか、そして亜唯子をがんじがらめにしている戒めを解いてやることが出来るのではないか----------自分勝手な思いがふつふつとわき上がる。

「亜唯子・・・・・今からすることはおまえをこの戒めから解いてやる唯一の方法だからな。我慢しろよ。」

 そういうなり滝沢は、亜唯子の返事も聞かずおのれの唇を亜唯子の唇に重ねた。



 唇を重ねながら、滝沢は亜唯子のシャツのボタンを一つ、また一つと外してゆく。すると滑らかな乳白色の肌と共に小振りなふくらみが垣間見えた。滝沢はそのふくらみをまるで壊れ物を扱うように撫でてゆく。

「まさ・・・・・のり・・・・・従兄さま・・・・・・。」

 滝沢の唇から逃れた亜唯子が、喘ぐように滝沢の名を呼ぶ。その声は否定のものではなく、むしろ滝沢を求める切ない喘ぎであった。

「もっと・・・・・触れてほしいのか?」

 滝沢の問いに、亜唯子は頬を染めながらこくん、と頷く。滝沢は強引にブラウスを引っ張り亜唯子の乳房を露わにすると、両手でそれを押し包みながらその感触を愉しみ始めた。
 亜唯子の息はさらに荒くなり、滝沢の手の中で頂の蕾が堅くしこっていくのが判る。滝沢はその一方を口に含み、ころころと舌で転がし始めた。

「ああっ・・・・・・従兄さまぁ!」

 初めて味わう快楽に亜唯子は頤を仰け反らせるが、滝沢の腕から、否、滝沢から与えられる淫らな快感から逃げ出すことはできない。滝沢の掌の中で、そして口の中で亜唯子の乳首はさらに硬くしこってゆき存在感を主張し始める。男を熟知している娼婦であればうまく快感を逃す術を知っているのであろうが、まだ男を知らない亜唯子にそれを求めるのは無理であった。滝沢から与えられる全ての快楽をまともに受け、清楚なかんばせが淫欲の色に染まってゆく。

「・・・・・おまえは悪い子だ、亜唯子。」

 滝沢は乳首から唇を離すと、仰け反った亜唯子の頭を抱え込むように抱き、耳朶を舐りながら甘咬みする。

「はぅん・・・・にぃ・・・・さまぁ・・・・・そこ、だめぇ・・・・・。」

 身体をくねらせながら、亜唯子は滝沢に訴えるが滝沢は愛撫を止めようとはせず、むしろますます亜唯子を責め立ててゆく。

「こんなの、まだ序の口だ。それなのにこんなに感じて----------。」

 夢の中なのにあまりにも生々しい亜唯子の嬌態に、滝沢も本気になってゆく。清楚な亜唯子がここまで乱れるとは----------滝沢は不意に虔三郎叔父に言われたことを思い出した。

『亜唯子は由衣がおまえの父親に犯されたときに出来た子だ。』

 その言葉を信じていなかった、否、虔三郎叔父の子であるというわずかな可能性に望みを託していた滝沢であったが、亜唯子の狂乱ぶりはその望みを打ち砕くのに充分すぎるほどであった。
 自分に流れる凶暴さを秘めた血と、亜唯子に隠れている淫蕩の血は同じところから出ているのだろう。だからこそ互いに呼応し、求め合うのだ----------畜生道に堕ちる浅ましい行いであるのに、滝沢はその背徳感にむしろ喜びを感じていた。

「亜唯子----------愛している。」

 滝沢は亜唯子の頭をかき抱いたまま深い接吻を繰り返す。その間も手は休むことなく亜唯子の小振りな乳房を弄び、さり気なく亜唯子の脚を膝で割りながら自分の身体を押し込んでゆく。

「従兄さま・・・・・怖い。」

 さすがに怯えを見せる亜唯子だったが、すでに膝の間には滝沢が入り込んで脚を閉じることは出来なくなっていた。長いスカァトの奥にはちらちらと艶めかしい太腿が見え隠れし、それに誘われるように滝沢はスカァトの奥に手を差し込み、滑らかな太腿の感触を愉しんだ。

「亜唯子・・・・・怖がらなくてもいい。俺を信じてくれ。」

 そう言いながら滝沢は緩み始めた縄を亜唯子に示した。亜唯子の身体を千切らんばかりに強く締め付けていた縄はいつの間にか緩み、だいぶ楽になっていたが、それでもまだ抜け出せるほどにはなっていない。

「男女の契りを交わせばきっとこの縄は解けるはずだ。祝言を挙げる前で悪いと思うが・・・・・亜唯子を助けるためだ。許してほしい。」

 我ながら自分勝手な言訳だと思いつつも、夢の中では許されるだろうと亜唯子の下履きをナイフでそっと切り秘所を露わにする。

「はい、仰せのままに。昌憲従兄さま・・・・・。」

 恥ずかしげに打ち震えるそこは、滝沢が予想していた通り、あえかな美しさを湛えていた。滝沢は壊れ物に触れるようにそっと指を滑らすと、ねっとりとした湯のような感触が纏わり付いてくる。しかし、亜唯子のそこは明らかに処女であることを示すように、滝沢の指一本でさえなかなか通そうとしない。その抵抗感にほくそ笑みながら、滝沢は己の逸物を軍服から引きずり出した。

「勿論ここから逃げ出すことが出来たら祝言を挙げような。亜唯子は一生・・・・・俺のものなんだから。」

 絶対に逃がしはしない。亜唯子をがんじがらめにしている縄は自分の分身なのだ。この縄のように亜唯子を束縛し、死ぬまで自分の傍から離れられないようにするためならどんなことだってするだろう。その一つが亜唯子を快楽に溺れさせ性奴にすることであろうとも----------。

「いくぞ、亜唯子。」

 滝沢は自分の逸物を亜唯子に宛がい、一気に貫こうと一旦腰を引いた----------。



「昌憲、朝飯だ!いくら軍隊じゃないからといっていつまでも寝ているんじゃない!」

 龍太郎伯父の大声で滝沢の眠りは破られた。

「え・・・・・ああ、申し訳ありません。もうそんな時間なんですね。」

 滝沢は柱時計に目をやり、前髪を掻き上げた。かなり寝汗をかいてしまったらしく額にべっとりと前髪が張り付いて不快さがいや増す。

「どうした、あまり顔色が良くないな?」

 龍太郎伯父が滝沢の顔をのぞき込んで心配そうな表情を浮かべる。あんな夢を見てしまったのだ、顔色も悪くなるだろうと滝沢は苦笑を浮かべた。

「ちょっと夢見が悪くて・・・・・ああ、心配しないでください、伯父さん。お栄伯母さんの美味い朝飯を食えば元気になりますって!」

 惜しい夢だったが仕方がない----------滝沢は淫夢を振り払うように頭を振ると、龍太郎伯父の後について座敷へと向かって行った。



UP DATE 2010.10.07

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外伝の方も五話目に突入しました、横浜慕情v今回は滝沢少尉妄想編、ってところでしょうか(笑)。
とりあえず初めて見た淫夢だったのでこの程度で収まっておりますが、このまま眠っていたらあ~んな事やこ~んな事まで亜唯子ちゃんにさせていたに違いありません。いや、下手すると亜唯子ちゃんとの『本番』で暴走する可能性が・・・・・。せめて最初だけでもまともなエッチをしてほしいものです。(まるでヒトゴト・爆)


次回は滝沢の昇進絡みの話にしようかな~と思っておりますが、どうなる事やら(^^;できるだけ『リアルの亜唯子』との関係を進めるつもりでおりますv
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