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「Twitter小説」
火消しのユウト Page1

火消しのユウト 金亀と素面の酔っぱらい3

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そうこうしている内に、アレクは通路の袋小路に追い込まれてしまった。いつもならこんなへまは絶対にしないのだが相手が強すぎる。W-11のチームリーダーだったアレクでさえも絶対的な劣勢に立たされてしまうのだ。背後は勿論、左右上下に逃げ場は無く、アレクは唇を噛みしめる。

「もう遊びは充分だろう。そろそろ覚悟を決めたらどうだ?元W-11のリーダーの名が泣くぞ。」

ボリスの小馬鹿にしたようなその一言にアレクの顔が青ざめ、強張った。

「おい・・・何でそんな事を知っているんだ?貴様に俺の生体データを読み取られた覚えはねぇぞ?」

この時代、DNA細胞ひとつあれば簡単に人間のコピーが作れるし、冥王星にあるマザーコンピュータにDNA型を問い合わせればその人物の履歴から性癖、付き合った女性の数まで全て解ってしまう。しかし、ボリスに対してDNAを盗まれるようなへまはしていないはずだ。
ボリスを睨み付けるアレクに対し、ボリスはふふん、と鼻で嗤う。

「あの時、W-11を壊滅させたのはこの俺さ。お前さえ逃げださなけりゃ『オールキラー』の称号が手に入ったのに----------だからお前には死んでもらわないと都合が悪いんだよ!」

急に声を荒らげたボリスはアレクの眉間に向けてシャシュカを突き立てた。そのあまりの早さにアレクは反応することが出来ない。

(ヤバいっ!)

ヘルメットが割られ、シャシュカが自分の頭に刺さるものと覚悟したその時である。

「悪い、アレク!待たせたな!」

聞き覚えがある声と共にとてつもない爆音と衝撃波がアレクとボリスを襲う。

「多機能カノン砲を取りに行っていたら遅くなっちまった。しかし、重力子砲はちっとも効果無いのな。やっぱり実弾じゃないと駄目ってことか。」

ボリスのシャシュカに吸い込まれていく重力子砲の軌跡を見つめながら呟いたユウトの肩にはかなり大型のカノン砲が乗せられていた。さすがに腕だけで構えるには重すぎるらしい。そんなユウトをアレクは舌打ちをしながら睨み付けた。



(1/9~1/15 twitterにて掲載)

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ここに来てボリスとアレクの意外な関係が判明いたしました(笑)何とW-11を壊滅に追い込んだのがボリスだったんですねぇ。確かにアレクでもなかなか勝てない筈です。しかも時空の変化に動じないところを見るとどうやら『人間』っぽいですし、厄介な相手であることには変わりなさそうで・・・・・果たしてアレクやユウトは戦いに勝つかうまく逃げ出すことができるのでしょうか?
明日からの連載をお楽しみくださいませねv
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