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「Twitter小説」
火消しのユウト Page2

火消しのユウト 霧氷と消えた暗殺者4

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ぴしぴしと崩壊の兆しを見せる建物の廊下を全速力で走り、ユウトとアレクは『ケイロン』に転がり込んだ。

「おいカッツェ!すぐに『ケイロン』を発進させろ!多少の衝撃は防護スーツが吸収してくれる!」

アレクの叫びにすぐさまカッツェが反応する。

『Yes,Master!』

その瞬間、悲鳴のようなカッツェの声と共に『ケイロン』が急発進した。その急発進にさすがの重力制御も役には立たず、アレクもユウトも壁に叩き付けられてしまった。だが、事情が事情だけに二人とも文句も言わず、床を這いずってそのまま操縦室へと向かう。

「こりゃ『ケイロン』も相当本気だな。ここまでの出力があるなんて・・・さすがルシフェラ。やってくれるぜ。おかげで次元津波に巻き込まれずに済んだよ。」

アレクは軽く口笛を吹きながらようやく立ち上がった。そして未だ床に這いつくばっているユウトに手を差し伸べた。

「すでにバイアティスは崩壊しちまっているんだろうなぁ。」

アレクの手を借りながら立ち上がると、ユウトは軽く溜息を吐く。これほどの次元崩壊だ。ダームスタチウムの塊と言っても過言ではないバイアティスはひとたまりも無いだろう。

「だろうな。ま、あとでサクラがスキャンしたデータを分析して次元崩壊の原因も特定しないと・・・・・絶対にボリスの野郎が噛んでいる筈なんだよな。」

「お前もそう思うのか、アレク?確かに彼奴が消えた瞬間に建物も崩れ始めたし、絶対に彼奴が何かやらかしたと・・・・・。」

顔を見合わせ二人は思わず頷いた。あの時空崩壊は絶対に自然現象ではなく何者かの手が加えられて起こった現象であることは間違いない。そして星ひとつ崩壊するほどの時空崩壊を起こせる力がある相手となるとますます厄介な事になる。

「どちらにしろ作戦の立て直しだな。結局ハイルの入れ替えも失敗しちまったしよ。」

ようやく人工重力が機能し始めた船内通路、アレクとユウトは今後の作戦を立てる為それぞれのHOPCがいるコックピットへと慎重に進み始めた。



(2/13~2/19 twitterにて掲載)

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・・・・・本当は帝国のライラと出会うまで話が進むはずだったんですが(苦笑)。展開が遅いのはいつものことです(^_^;)
『ケイロン』のパワーとカッツェのマスター譲りの無謀な操縦のおかげでユウト達は辛うじて次元崩壊から逃げおおせたようです。そして次元崩壊は星ひとつ呑み込んでしまったようで・・・・・こんな事をしでかすボリスは一体何者なんでしょうかねぇ。正直私にも解りません(え゛)。

以来の半分もこなしていないユウト&アレク、この結果を依頼主のライラはどう見るのでしょうか?明日からの連載は舞台をカーラ帝国首都・アウラニイスに移し展開する予定ですv
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