FC2ブログ

「紅柊(R-15~大人向け)」
癸巳・春夏の章

木下闇の女・其の参~天保四年五月の秘密(★)

 ←拍手お返事&これは私が捨てちゃってもいいものなんだろ~か? →烏のまかない処~其の四八・辻利の抹茶大福アイス
障子の向こう側では夏の風に煽られ、榎の葉が煩いほどざわめいている。その音を耳にしながら芳太郎は下帯からはち切れんばかりに猛った己の逸物を引っ張り出した。芳太郎の掌に握られ、脈打っているそれはいつも以上に太く、硬くそそり立っているような気がする。

「お縫さん・・・・・そろそろ、良いですか?」

 芳太郎はしとどに濡れそぼった縫の秘所から唇を離すと、縫の膝に手を掛け身体を割り入れた。

「・・・・・よ、し・・・・・ちゃん?」

 芳太郎の愛撫が止まり、ほんの少しだけ我を取り戻した縫が声を掛ける。

「お縫さんが欲しいんです。俺も・・・・・我慢の限界です。」

 切なげに訴える芳太郎の言葉が耳に入ったその瞬間、ちらりと縫の視界に入った芳太郎の逸物に縫は驚愕の表情を浮かべた。

「ま・・・・・待って!そ・・・・そんな大きいの、無理!」

 二人の夫の逸物に比べ、芳太郎の逸物は一回りか二回り大きく縫には思えた。そんなもので貫かれたら----------縫は恐怖に身体を引く。しかし、芳太郎はそんな縫を逃がさぬようしっかりと肩を掴んだ。

「何言っているんですか、ややを産んだ人が・・・・・お縫さんが言ってくれるほど立派なものじゃありませんよ。」

 怯える縫を落ち着かせようと、芳太郎はあえて冗談めかした声で縫を宥める。実際湯屋に汗を流しに行った時、冗談半分で仲間同士て逸物の比べあいをした事があるが、特に大きい方では無かった。しかし縫の驚き方からすると二人の夫達は相当貧相だったのだろう。
 あまり縫を怯えさせてはここまでの努力が水泡に帰す。芳太郎は今まで以上に穏やかな、優しい声で縫をかき口説いた。

「お縫さんを傷つける気は毛頭ありません。痛くないように・・・・・ゆっくり挿れますから。もし痛かったらすぐに言ってくださいね。」

 無理強いはしないという芳太郎の言葉に少しだけ縫の表情に安堵が滲む。そして芳太郎は逸物を縫の裂孔に擦りつけるように身体を沿わせた。縫の怯えを少しでも軽減させるためにはまず芳太郎の逸物に慣れさせること----------そう考えた芳太郎はいきなり逸物を挿れるのではなく、縫の秘所を刺激するように擦りつけたのである。溢れ出た縫の蜜の助けも相まって芳太郎の逸物は縫の秘所をなめらかに滑り、縫を昂ぶらせていく。

「ふ・・・・・あっ。」

 熱く滾った芳太郎の逸物の刺激に、鼻に掛った甘ったるい吐息が縫の唇から漏れ始める。その頃には芳太郎の逸物も縫の蜜と己の先走りで充分に濡れそぼり、縫を傷つけずに挿れる準備は万全であった。

「じゃあお縫さん、ゆっくり挿れますからね。痛かったら・・・・・遠慮無く言って下さい。」

 大丈夫だろうとは思いつつ、縫を怯えさせたくはなかった。もしかしたら離縁の原因もそこにあったのかも知れないと、芳太郎は慎重に己の逸物を縫の蜜壺に挿れ始めた。



 ゆっくり挿れる----------芳太郎は確かにそう言ったし、最初は縫の反応を見ながらゆっくり挿れるつもりだった。しかしある程度まで挿れた瞬間、泉のように湧き出してくる蜜と子供を産んだとは思えない蜜壺の締まりに絡め取られ、芳太郎の逸物はつるん、と縫の奥まで入ってしまったのである。そして奥まで入り込んでしまった芳太郎の逸物に縫の蜜壺の襞が絡みつき芳太郎を締め付け始めた。

「お縫さん、大丈夫ですか?」

 逸物への刺激に耐えながらも縫を気遣う芳太郎の言葉に、縫はちょっとだけ怒ったようにぶっきらぼうに答える。

「私の心配なんて・・・・・しなくていいから、早く終わらせて!」

 芳太郎に散々翻弄されながらも、最後の一線で『年上の女』の矜持を捨てない縫の気の強さに、芳太郎は何とも言えない愛おしさを感じる。

「本当にお縫さんは強情で・・・・・可愛いんですから。」

 芳太郎は再び唇を重ねると、激しく腰を動かし始めた。外でざわめく榎の葉擦れの音さえ隠すことが出来ないほど淫靡な濡音が部屋中に響き、縫の全身は腰や唇から広がる甘い痺れに支配される。

(駄目・・・・・芳ちゃんには未来があるのに・・・・・。)

 理性ではそう思うものの、今まで自分をずっと慕っていたというひたむきさと若さに似合わぬつぼを心得た芳太郎の手管に縫は溺れてゆく。二人の夫との情事でさえ感じることの無かった快感が縫の身体の中を渦巻き、思わず縫は快楽の嬌声を上げてしまった。
 だが、それは芳太郎の接吻にかき消され、唇からさらなる快感を注ぎ込まれてしまう。絡み合う舌は激しい濡音を伴い、混じり合った二人の涎が縫の顎を濡らす。そして縫の下の口も同様に激しく、淫猥な濡音と共にぐっしょりと濡れそぼってゆくのだ。

(墜ちちゃう・・・・・私、芳ちゃんに墜ちちゃうっ!)

 いけないと叫ぶ理性と裏腹に縫の身体は芳太郎をひたすら求めてしまう。いつの間にか縫の腕は芳太郎の背中に回され、身体の密着に比例するように接吻も、そして交わりも激しさを増していった。

「・・・・・お縫さん、そんなにきゅうきゅうと締め付けないで下さいよ。」

 長い、長い接吻から縫を解放した芳太郎が首筋に唇を這わせ、つんと尖った乳首を指先で嬲りながら縫に囁く。

「そんなに締め付けられたら膣内(なか)で果ててしまうじゃないですか。さすがに・・・・・膣内で果ててしまったらまずいですよね。」

 芳太郎のその一言に、快楽に陶然としていた縫ははっ、と我に返った。

「駄目!それだけは・・・・・私、まだ三行半を・・・・・!」

「判っています。そこまで俺も分別がない訳じゃありませんから・・・・・って!」

 芳太郎の言葉に刺激されてしまったのか、縫の蜜壺がさらに強く芳太郎を締め付けたのである。その不意の攻撃に芳太郎は慌て、縫の蜜壺から己の逸物を引き抜くと縫の引き締まった白い腹の上に濃厚な白濁を放った。芳太郎の逸物の先端から放たれた若い雄の臭気は縫の鼻にも届き、脳髄をくらくらとさせる。

「・・・・・すみません、汚してしまって。」

 芳太郎は謝りながら胸許から懐紙を取り出し、縫の腹に放った白濁を拭き取るが、その間も芳太郎の逸物は萎えることを知らず、縫の蜜を纏わり付かせながらてらてらと赤黒い光を放っていた。芳太郎が白濁を拭き取っている間、それをじっと見つめていた縫だったが、それを見つめている内に埋み火のような欲望がじわじわと湧き出してくる。

(駄目よ、縫!そんな淫売みたいに・・・・・あなたは武士の娘なのよ!)

 だがそう思えば思うほど、縫の身体は火照ってくる。そして芳太郎の方もそれを感じたのか、縫の腹の上に放った白濁を拭き終えると不意に縫の手を取って己の逸物に触れさせた。

「お縫さん、判るでしょう?まだ・・・・・お縫さんが欲しいんです。それにお縫さんも・・・・・。」

 芳太郎の手が不意に縫の秘所に触れ、蜜壺に指を挿れる。その瞬間くちゅり、と卑猥な音が鳴り響き、指が引き抜かれるのと同時に熱い迸りが縫の蜜壺から尻の方へと流れ出たのだ。縫自身にもはっきりと感じられたその熱い迸りは全て縫の身体から溢れ出た蜜であり、芳太郎の精は一滴たりとも混じってはいない。その事実に気が付いた縫は耳まで顔を赤らめた。その恥じらう姿にそそられたのか、芳太郎は再び縫の身体に覆い被さる。

「まだ、お縫さんは気を遣っていませんよね?だったら、一度でもお縫さんが気を遣るまで・・・・・。」

 縫を通じて見える二人の夫への対抗心からなのか、芳太郎は一度果てても縫を離そうとはしなかった。そして縫もそんな芳太郎に流されてしまう。再び唇を重ねた二人はさらに激しく互いを貪り、墜ちていった。



 たっぷり一刻は過ぎたであろうか。ほんのりと赤みを増した陽光が部屋に差し込む中、芳太郎と縫は乱れた姿のまま部屋の中央で寄り添っていた。芳太郎は五度、縫に至っては何度気を遣ったか判らない。もし、許されるのならまだ寄り添っていたかったが、二人の立場がそれを許さなかった。

「もう・・・・・満足したでしょう、芳ちゃん?今回を最後に私のことは諦めて。」

 こればかりは自分から切り出さなければならないと、芳太郎の腕の中で縫が訴える。そんな縫の言葉に芳太郎は驚き、縫の瞳を覗き込んだ。

「何故・・・・・!お縫さんは俺のことが嫌いなんですか?こんな事をしてしまったから・・・・・。」

「違うの!違うのよ・・・・・。」

 切なげに訴える芳太郎の言葉を遮り、縫は言葉を続ける。

「そもそも身分が・・・・・違うでしょう。微妙な差だからこそ、許されない結婚だってあるの。」

 芳太郎を窘めながらも縫の頬に涙が零れる。一つ一つの言葉を放つ度に縫の心はずきずきと痛む。自分も決して芳太郎が嫌いな訳ではない、むしろ恋に近い感情を抱いていることに縫は気が付いていた。だからこそ深みに嵌る前に諦めなければならない。縫は『大人の理性』を振り絞り、芳太郎を説得する。

「貴方なら・・・・・きっと可愛いお嫁さんを娶ることができるから。今日の事は無かった事にしましょう。」

「冗談は止めてください、お縫さ・・・・・!」

 そう言って縫を抱く腕に力を込めようとした芳太郎に対し、不意に縫が強い口調で叫ぶ。

「それはこっちの科白!いい加減にして、芳ちゃん!」

 予想だにしなかった縫のきつい一言に芳太郎がたじろぎ、縫を抱いていた腕の力を緩めてしまった。その腕からするりと抜けると、縫はそっぽを向き崩れた着付けを直し始める。

「忘れてあげるって言っているのに・・・・・解らないの!もう、私の前に現れないで!」

 口調こそ芳太郎を責め立てるようにきつく激しかったが、縫の頬は涙に濡れ、芳太郎を諦める苦しさを物語っていた。その涙に芳太郎は僅かな可能性を見いだす。

「・・・・・解りました。俺がお縫さんを傷つけてしまった事は謝ります。そしてお縫さんの傷が癒えるまで絶対にお縫さんの前には現れません。ですが・・・・・。」

 芳太郎は縫の両肩を掴み、力任せに自分の方を向かせた。

「お縫さんを諦める訳ではありません。何年、何十年掛っても絶対にお縫さんに相応しい男になって迎えに来ます。だから・・・・誰のものにもならないで待っていて下さい!」

 それは芳太郎一世一代の告白であり、その真摯な言葉に縫は一言も返すことができなかった。



 縫に相応しい男になる----------その言葉に嘘偽りはない。実際次の日から、芳太郎はまるで何かに取り憑かれたように精力的に仕事や試し斬りの稽古に取り組みだしたのである。勿論今までも決していい加減という訳では無かったが、今まで以上に真剣に----------文字通り何かに取り憑かれたように全てのことに全力を注いだ。しかし力の加減をしないそのやり方では勿論無理が生じ、芳太郎の疲労の色は日に日に濃くなっていった。

「芳坊の奴、ありゃ身体を壊すぞ。」

 勤めを終え、家に帰ってきた園田が娘の縫にぼやく。

「芳ちゃん・・・・・そんなに無茶をしているんですか?」

 縫は動揺を押し殺しながら、さり気なく父親に尋ねた。

「ああ。ここ最近疲れが溜っているらしくて顔色も悪いしな。おめぇ、何か彼奴から聞いていないか?」

「・・・・・いいえ。ここ最近顔も合わせていないですし。」

 まさかその原因が自分にあるとも言えず、縫は口籠もる。

「そうか。あいつはおめぇに懐いているから何かしら話しているかと思ったんだが、さすがに二十歳過ぎると『お縫ねぇちゃん』とはいかねぇか。」

 まるで子供に対するような園田の言葉に縫の心はちくりと痛んだ。

(芳ちゃんは・・・・・もう子供じゃないのに。)

 実のところ縫だってあの日までは芳太郎を子供扱いしていた。しかし芳太郎は二十二歳の青年であり、愛しい人を求め、その為の努力を厭わない強さも備えているのである。

(芳ちゃん・・・・・何故諦めてくれないの?貴方を慕っている娘なんて沢山いるでしょうに。)

 さすがに町娘のようにはしゃぐ訳ではないが、芳太郎を遠巻きに見つめては溜息を吐く娘達の存在を縫は知っている。そして御徒でありながら藩主の覚えめでたく、昨年の鼠小僧獄門の際にはその解説まで任された芳太郎に将来性を見いだし『是非我が娘を嫁に』という者も少ないことも、御徒頭の娘として聞き及んでいた。
 だからこそ芳太郎に自分を諦めて貰い、自分自身も芳太郎を諦めなければならないと自覚しているのに、それができない----------縫は自分と芳太郎の業の深さを恨んだ。その時である。

「ああ、園田さん。もうこちらに戻られていたんですね。探したんですよ。」

 一番組の御徒の一人、木村が顔を覗かせた。その顔は深刻な色を滲ませている。

「前畑さんのところの芳太郎が平河町の道場で倒れたそうです。あの身体のでかさでしょう、動かすのも難儀なので外泊許可を貰いたいとあちらから使いがやってきたんですが、許可証を出して貰えますでしょうか。」

 芳太郎が倒れた----------部下のその一言に園田と縫は愕然とした。

「父上!私、平河町に行って参ります!」

「おい、縫!」

 やはり無理がたたったのだろう。縫は園田が止める間もなく家を飛び出してしまった。



UP DATE 2012.5.15

Back   Next


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
INランキング参加中。
お気に召しましたら拍手代わりに是非ひとポチをv


  
こちらは画像表示型ランキングです。押さなくてもランキングに反映されます。
(双方バナーのリンク先には素敵小説が多数ございます。お口直しに是非v)





とうとう想いを遂げてしまった芳太郎ですが、本当の意味で縫を手に入れるためにはまだまだ試練がありそうです。年齢的な事、バツ2という縫の境遇、そして小さい差ながら身分という壁・・・それらを一つ一つ解決していって初めて本当の意味で縫を自分のものに出来る訳です。どの問題もそれなりに時間を掛ければ解決策が見つかると思うのですが、若い芳太郎にはその時間さえ惜しいのでしょう、張り切りすぎて倒れてしまう羽目に・・・(^^;)

果たして芳太郎の容態はどれほどのものなのか、そして平河町の道場、すなわち山田道場に駆けつけた縫の行動は・・・?次回更新5/22、五月話最終話をお楽しみくださいませねv
(さすがに次回は★は付かないと思いますが、噂好きのお喋り雀達がわんさか居るところに縫は飛び込んでいっちゃいますから・・・・・まず五三郎は黙っちゃいないと思われます・笑)
関連記事
スポンサーサイト




 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ 3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ 3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ 3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ 3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ 3kaku_s_L.png 雑  記
総もくじ  3kaku_s_L.png vague~道場主・作間駿次郎顛末記
総もくじ  3kaku_s_L.png 夏虫~新選組異聞~
総もくじ  3kaku_s_L.png 紅柊(R-15~大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 葵と杏葉
総もくじ  3kaku_s_L.png 横浜慕情(大人向け)
総もくじ  3kaku_s_L.png 短編小説
総もくじ  3kaku_s_L.png 雑  記
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【拍手お返事&これは私が捨てちゃってもいいものなんだろ~か?】へ  【烏のまかない処~其の四八・辻利の抹茶大福アイス】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【拍手お返事&これは私が捨てちゃってもいいものなんだろ~か?】へ
  • 【烏のまかない処~其の四八・辻利の抹茶大福アイス】へ